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カテゴリ:物語り
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地球規模での神秘な伝説が 次々と真実に近いものに変わったり 空想であったとして終わったりしている。 とくに、科学的でない宗教的な事象が 「奇跡=miracle,the power of God,signs」 として取り扱われているのには驚く。 法王が認定できる条件に合致すれば 「奇跡」なのだろうか・・・ それでも、人間の信仰が厳しい圧政の中でも生き残る 姿を見るにつけても信仰とは素晴らしい側面を感じる。 江戸時代(=during the Tokugawa period)を生き残った 隠れ(=secret or underground or clandestine) キリシタン Christian cristão 吉利支丹 の姿は 宗教の純粋さを見せつける。 しかし、小生がメキシコで目撃した 原始宗教神殿を破壊して、 その礎の上にカトリック教会を建てたことや、 コンキスタドールを聖人に見立てた キリシタン本部の行動などは理解できない。 東洋でもアヘン戦争を仕掛けているから、 軍事的な優位があってこその宗教の安寧を 願うものかもしれない。 福音とは西洋人を意味する方向にしか ほんとは向いていないかもしれない。 西部劇時代ならぬ、現代の武器商人であり、 裸の王様・トランプ大統領こそ、 ”福音派が支えている”ことを 世界が知っている。 呆けが考えても仕方がない。 ☆ さて、 AMAZONキンドル版であるが、 ![]() コナン・ドイル (=Sir Arthur Ignatius Conan Doyle) の「マラコット海淵 (=The Maracot Deep)」を 432円を支払って スマートフォンで読んでみた。 (外国文学のシェークスピアの物語などは 宗教的な背景が分からないと理解不可能なので 宗教に疎い小生には理解できないだろう。) ![]() <初版本カバー:WIKIPEDIA英文> 「マラコット海淵」では、 科学的に深海を解明しようとし、 さらに、かつて沈んだアトランティス大陸の謎を 結びつけようとする。 そんな話の最終部分で、 アトランティスの人々が受け継いできた「善」の精神を マラコット博士が受け継ぐ形で、 アトランティス大陸を破壊し、沈めた「悪魔」と闘う場面が 現れる。 「善」が「悪」を負かすという「単純な話」なので、 宗教的な色彩は(小生には)見えない。 (日本語訳なのでそのように見えるが もしかして宗教的な言葉が背景に潜んでいるかも。) 兎に角、未だ、深海の条件が明確でない時代に かなり正確に予想できているのには驚いている。 主人公が、仲間二人とともに、 アトランティスの美しい姫君を 婚約者として連れ帰った結末も胸躍らせる アドベンチャーであった。 内容の紹介は著作権があるので あとは、ご自身でご覧ください。 ☆ Kindle版の紹介 ……見よ、潜水函の窓ごしに、 この世のものならぬ、 青白い燐光を発してひかるその海底には、 古代フェニキアのそれとよく似た 壮大な建築物の遺跡が、 まるで夢のように、はるか彼方までつづいていたのだ。 …「これこそ、大西洋の底ふかく沈んだと伝えられる アトランティス大陸の首都の遺跡にちがいない!」 マラコット博士は息をはずませて叫んだ。 ホームズの産みの親ドイルが、 その博学と想像力のすべてを注いで書き上げたSF古典。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 30, 2020 04:14:28 PM
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