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めいてい君のブログ

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 めいてい君@ 日本の純資産~過去最大の純資産で円建てでは世界最大 [東京 28日 ロイター] - 財務省は2…

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Feb 14, 2021
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カテゴリ:思考紀行
​​​​​​​★

 豪オープン女子の大坂なおみと蝶々
     AFP News から


 
 優しい彼女は~そっと~放してやった!

    女子3回戦の出来事

     今日もBest8へ! 

​​









 2011年3月11日14時46分頃の

東北地方太平洋沖地震~Mw9.0、最大津波波高10m以上、

遡上高40.1m、東西約200km~

(東日本大震災・福島第一原発事故)


WIKIPEDIA

の余震とのこと~ご注意願います。







(4)NHK BS1 ニーアル・ファーガソンの世界 

 欲望の資本主義 2020 スピンオフ



  12年前、ほぼ13年前に、チャイメリカという

摩訶不思議な国について書きました。

​​​​​ 中国とアメリカの組み合わせです。

 世界で最も重要な関係は米中関係であまりにも近くて

ほぼ一つの経済体のようだと私は主張しました。

​ 中国は貯蓄し、米国は消費する。

 中国が輸出し、米国が輸入する。

 中国はお金を貸出し、米国はお金を借りた。

 中国の貯蓄が大量に、米国に流入して

米国の経常収支の赤字を埋め、米国が中国からより多くの

消費財を輸入できるようにした。

 これがチャイメリカです。

 2007年時点の世界経済の仕組みです。

 これは持続可能ではなく、チャイメリカはキマイラ

ような怪物で実在しない、必ず危機を引き起こすという

のが私の主張でした。




キマイラ(古希: Χίμαιρα, Chimaira) は、
ギリシア神話に登場する怪物である。WIKIPEDIA





 そして翌年、2008年に危機が起きました。

 チャイメリカの崩壊が始まりました。

 関係が気まずくなり双方が非難しあい、

ようやく米国人は気付いた・・・チャイメリカは

米国よりも中国のためになっていたと。

 金融危機が起きていた時点で中国の成長率は10%

米国は失業率が10%でした。

 米国は中国が成長して追い付いてきていることを

理解した。

 1980年時代、中国経済は米経済の約10分の一

でした。

 2014年には購買力平価でみると、中国経済は

米経済よりも大きくなりました。





購買力平価PPP表示のGDP:世界経済のネタ帳





 中国のGDPは米国のGDPを越えたのです。

 米国は焦りました。

 2015年にドナルド・トランプが米国の大統領に

なるため共和党の候補者指名に立候補すると表明しま

した。

 彼の主な提案の一つは、中国からの輸入品に関税を

課すこと、中国が国際貿易においてズルをし知的財産

を盗んだと非難したのです。

 これが転機でした。

 貿易戦争がドナルド・トランプのせいだとは言いません。

 いろいろな意味で貿易戦争は中国の不正行為に対する

米国の復讐です。

 中国はWHO(世界貿易機構)のルールを破り、自国の

会社が有利になるよう経済を不正操作しています。

 中国企業は世界中の企業から測り知れないほどの知的

財産を盗んだのです。

 2015年は米国が「もうおしまいにしよう」と言った

だけ、なんとトランプは2018年まで貿易戦争を始める

のを待っていました。

 以降、彼は着実に中国からの輸入品に対する関税を上げ、

中国が報復し、私が予測した貿易戦争は人々が思っていた

よりも長引きました。

 20世紀を考えると、結局は大きな戦争の時代だった

という結論に辿り着きます。

 少なくとも1904年から1つの大きな戦争があり

1953年まで終わりませんでした。

 私はそれを「世界戦争」と呼びます。

 この戦争は第一次世界大戦と第二次世界大戦だけでなく

それより前の事件と後に続いた事件を含んでいます。

 日露戦争から始まり朝鮮戦争で終わります。

 その後も紛争はありましたが小規模で、1990年代で

世界はある意味で戦争を”使い果たし”ました。

            ​hatred​
 この20世紀において「憎悪」は際立った特徴です。

 歴史学者は憎悪とその起源について考えが足りない。

 余り考えていないために人々はこの言葉を安易に使って

しまうのです。
                                                        ​hate   speech​
 ただ誰かが悪口を言うことを意味する「ヘイトスピーチ」

などのフレーズとして・・・

 私が理解している憎悪と言うのは、他の人間が実は

自分とは別種であり同情せず死んでもらってもいい」

と確信することだ。

 憎悪と言うのは無慈悲に人間を殺すことも厭わない

ことです。

 これがドイツの戦争の特徴でしたが、日本や中国など

の戦争でも同じことがありました。

 なぜそうなったかと言うと、1940年代初期に

反対側で戦っていた連合国にも憎悪が染みついたからです。

 だから第二次大戦末期には、米国や英国の軍人でさえ

ドイツや日本に対して憎悪の言葉を吐きました。

 憎悪と言うのはとても有害な人間の激情です。

 それを恐れるべきであり憎悪が世の中に戻ってこない

ようにすべきです。

 21世紀が憎悪の世紀にならぬように。

 安易に殺し合えないよう共通の人間性が勝ち残ることを

祈ります。

 それが合理的な期待です。
 
 スコットランドの偉大な経済学者であり、哲学者の

アダム・スミスは「共感が市民社会の鍵だ」と言いました。  

 実際に自分が体験できなくても、他人の経験に共感

出来るというのが、彼の「道徳感情論(道徳情操論とも)」

(The Theory of Moral Sentiments )の主張:

​​
「人間は、利己的であり、他人に同調する」:​​​​です。

                 ​empathize with each other​
 20世紀よりも、今日の方が世界は共感しあえるように

なったはずです。

 インターネットやテレビの大衆娯楽のお陰で、我々は

例えば西洋人だったらアジア系のこと、白人だったら

黒人のことを理解できるようになりました。

 100年前の人々と比べれば、より共感できるように

なったと思います。

 楽観的になる理由があります。

 その理解が正しいものなら

21世紀は憎悪の世紀にはならない。

 共感の世紀になるはずです。

 理想的な未来において気候変動の危機に直面した際は

我々に共通する人間性が相互の違いを脇に置いて、

未来の孫とひ孫たちのために地球を救うべく団結すること

になるでしょう。

 その可能性はあります。

 しかし、これは私が書いた本の主要テーマですが、

繋がった世界は単に共感の世界ではありません。

 我々が作り出した巨大なNWには病理が

潜んでいます。

 二極化や分裂を広げることも出来るのです。

 フェイクニュースも本当のニュースも伝わります。

 だからこそ別のシナリオも考えるべきです。

 21世紀が無秩序の時代、カオスの時代、永続的な

衝突の時代、内戦の時代、そして米中間のような大規模

なものから、異なる国の人たちが些細なことで争うよう

な小規模なものまで紛争の時代になるというシナリオです。

 共感の時代になるという可能性もある一方で、

カオスの時代にもなるというリスクもあるのです。​
​​





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Last updated  Feb 14, 2021 07:12:32 PM
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