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カテゴリ:登山
実施日:令和3年8月1日~2日 メンバー:単独<70才>(Jog Mountain-top Summitクラブ)
コロナ渦のオリンピックも盛り上がっている。新しい競技(スケートボード等)に10代の日本の若者たちの金メダル奪取である。 コロナの第5波(感染)もワクチン接種が滞っている中、若年層の広がりが止まらない。無観客となり、私の仕事(観客用手荷物検査)が無くなり、あてにしていた収入がなくなった。 今回、久しぶりの山行である。岩菅山予定は2回の悪天候で延期している。飯沼氏との調整で来月にしようと思う。
8月1日(日) 7月30日に八海山の宿泊がとれた。六日町の宿泊施設の予約がうまく取れず難儀であった。最終的に電話で予約出来てほっとする。31日に準備して、当日の午前7時40分に家を出る。宿に午後5時に着けばよいので、急ぐこともない。ETC代を少し浮かそうと一般道を多く使うことにした。高速道は三郷南と舘林間を使い、17号線をメインに一般道を使った。 道の駅吉岡温泉(渋沢手前)で昼食タイム。今日も夏真っ盛りである。子持山付近で17号線が渋滞した。いつもこのあたりは混むのかと思ったが、乗用車2台の追突事故であった。片道一車線だから何かあると大変な場所である。沼田市を過ぎたらスイスイである。 三国トンネルを越えて、道の駅みつまたで休憩する。まだ余裕があるので南魚沼の道の駅でも休憩する。新潟に入っても暑さは変わらない。 宿泊地は八海山の麓、やまぼうしというペンションである。午後3時に着いてしまった。着いたのは良いが、不在である。しょうがない、すぐ近くに八海神社があるので時間調整を兼ね、お参りして来た。 宿に戻る。客は私一人であった。コロナ禍の影響である。全国の宿泊施設は大ダメージを被っている。 ペンションに泊まるのも何年ぶりだろうか。ここの食事(洋食)はとても良かった。ただし量が多く、完食したものの苦しかった。年齢とともに食も細くなっているのである。悪いことにデザートのアイスで下痢をしてしまった。昨年の恐山の二の舞である(昼のソフトクリーム)。冷たいものには要注意である。 この宿の良いところはもう二つ、料金に八海山ロープウェイ往復代(2200円)とお弁当(おにぎり)も含まれている。登山者としては有り難い。この村の宿のシステムらしい。また家族を連れてきたいところである。
8月2日(月) 7時に朝食。5時からテレビでオリンピック・ハイライトを見る。 朝食を済ませ、宿泊代を払い、ロープウェイの乗車券引換書と弁当(おにぎり2個に漬物/冷凍パック)を受け取る。ご夫婦が手を振って見送ってくれた。ご主人から暑いので無理しない様にアドバイスを頂いた。今日も天気で良いが暑くなりそうだ。 5分でロープウェイ乗り場に着いた。 切符売場で乗車券と一緒に登山届を渡される。その場で記入し投函する。それと熱中暑対策の飴ももらう。8時30分が始発である。16名が乗車。1名が一般客であとは登山者である。初心者がほとんどある。 頂上駅に着き、六日町を見下ろし、向かいの山がよく見える。苗場山だと思う。 さて出発。単独者が3名登って行った。私もそのあとを追って出陣。 ここの標高が1200m位ある。600mも上がれば頂上である。初心者の人は千本檜小屋(1650m)まで行けば、越後駒ヶ岳が見えるので楽しめると思う。 最初、急坂を登り、緩やかな道をしばらく歩く。女人堂を過ぎて、急坂を登ると薬師岳に着き、目の前に小屋が現れる。7分ほどで小屋に着いた。登り始めて1時間40分である。但し暑い。私の前の先行者の一人は若い小屋管理人、あとの二人は健脚なのか会わなかった。管理人が出店準備中である。バッチを購入する。 ベンチに私の同年齢の方(岐阜県大垣の人)が休憩していた。ヘルメット着用している。軽装姿。下から歩いて上がって来たらしい。尊敬に値する。 この人とは、入道岳までほぼ一緒である。 ペンションのおにぎり一個食べ出発。 目の前に迫って見えるのが八ッ峰の最初で地藏岳である。地蔵と不動岳の鞍部に出て、一旦戻るような恰好(左側)で地蔵岳に着く。景色良好。ここまでであれば、充分初心者でも上れる。 ここから先は鎖場も多くなり、最初は楽しんでいたが、段々暑さと神経を使うので疲労が増してくる。 大日岳の鎖がちょっと長めである。特に恐怖となるような場所ではない。この下に絶壁はなく、妙義山と比べれば恐怖感はない。とりあえず19ヶ所の鎖場は終了した。されど鎖場には足突きになるような穴はないので、しっかり鎖を確保して上り下りする必要はある。 予定通り最高峰の入道岳へ向かう。ここから先は鎖場なく楽である。しかし炎天下でやや疲れ気味である。 私は最終便のロープウェイ目指して下山する。 八ッ峰分岐までは歩き易いが、う回路が結構歩きづらい。梯子もあり、壁面に沿って歩くところもあり、暑さと歩きづらさでイライラしてくる。何回も給水する。これをしないと脱水症状になる。やっと小屋に着いた。頂上(入道岳)から1時間もかかった。小屋でポカリスエットを買う。予備もあったが、用心に仕入れた。しばらくすると中年男性1名とそのあとに女性も到着。八ッ峰を踏破して来たらしい。ロープウェイの最終便に間に合うようにお互い励まし合いながら、バラバラに歩く。普通下りはルンルンで歩くのだが、熱中症手前の状態なので私のエンジンは不完全燃焼状態である。 ロープウェイの最終便(16:00)の一本手前の15:40に滑り込んだ。 いつも夏山の低山完歩後に反省するのだが、夏は良くない。行くなら高山である。しかし私にはもう体力もない。家でじっとしているのが一番なのかも。 お土産に麓(スキー場)の売店に入ったが、品薄でめぼしいものがなかった。冷たいジュース1本買って飲む。着替えて、後は帰るだけである。国道沿いの道の駅に寄ればよいのだが遅くなるので、高速に入りサービスエリアでお土産を買うことにした。 六日市ICから高速に入り、塩澤石打SAに寄る。ラーメンを食べ、皆さんに喜ばれるような土産がなかったが、定番の土産を3軒分買った。これで安心、あとは1本道の高速道である。ゆっくり法定速度で帰った。寄居パーキングで雨に降られ、少し休む。 家には9時過ぎに着いた。すぐビールである。喉が悲鳴を上げて喜んでいた。
参考 * 八海山(はっかいさん): 越後の霊峰。地元魚沼地方の銘酒「八海山」で有名。越後三山の一つ。八つの峰からなり、北から地蔵岳、不動岳、七曜岳、白河岳、釈迦岳、摩利支岳、剣ヶ峰、大日岳である。その先に最高峰の入道岳(1778m)がある。登山ルートは大崎ルート、大倉ルート、城内ルートの3本。
記録 1. コースタイム (歩行時間6時間8分) 山頂駅8:40~大倉口分岐9:00~六合目女人堂9:45~薬師岳10:22~千本檜小屋10:30/10:50~八ッ峰分岐~地蔵岳10:57~七曜岳11:03~白河岳11:29~う回路分岐11:33~摩利支岳11:40~大大日岳11:50~う回路分岐12:00~入道岳12:24/12:50~う回路~千本槍小屋13:54/14:00~六合目女人堂14:36~山頂駅着15:40着 (標高差628m、歩行距離8.7Km) 日出時刻4:52/日入時刻18:38/千葉
2. 費用 花輪IC~六日町IC(往復) 12220円 ガソリン代 5400円 宿泊代(ロープウェー代込) 10400円
3. 概略図 ![]() 次回は浅間隠山です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.12.15 09:06:57
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