9月も後半
私が写真なしにブログを書くのは、愚痴りたい時である。この夏は、研究にエネルギーを注ごうと思っていたのに、ほとんど鬱で終わってしまった。国際学会発表用の英文原稿(1.5行スペース)で15枚をひいひい言いながら、8月末締め切りを9月上旬まで書き、それから某省研究会の報告書用寄稿(A4で1~2枚でいいといわれていた)も書けずに、9月上旬締切を9月中旬までひいひい言っていた。来週の日曜はオープンキャンパスなのに、まだ配布資料ができていない。やる気が起きないと、創造的な仕事ができないのである。ミューズでもミネルヴァでもいいから女神よ降臨してくれ、という気分である。7月には届いていた翻訳書の校正など、全然手がついていない。一方で、池井戸潤の「半沢直樹」シリーズは3冊全部読んだり、オルフェウスの窓全巻読んだり、テルマエ・ロマエ全巻読んだり、小坂俊二の4コマの単行本近刊4冊全部読んだりはしている。でも、専門書、特に洋書が読めない。要するに鬱なのである。鬱でも、ひとりで悶々としている分にはまだいいのである。問題は、ココロの中にたまる鬱屈したエネルギーを処理しきれなくなると、家族に当たり散らし始めるのだ。これは数週間続く。家族は、我慢する。しかし、それにも限度がある。臨界点を超えるととんでもないことになる。で、今回も、実際、とんでもないことになった。双極性II型を持っているので、周期的に鬱になるのは、ある程度あきらめている。ただ、今回は、鬱に入る、あるいは長引く原因に心当たりがある。こちらがボスの意向に従ってせっせと旗振りをやっているのに、後ろから鉄砲を撃つような真似をされたからである。客先との間で板挟みになり、相談しても話にならない。幸い、同僚が動いてくれたおかげでその場はしのいだが、どうしてももやもやが収まらない。しかも、8月下旬にボスの指示で業界団体主催の研修に行かされたのだが、どう考えても私が行って意味のある水準の研修ではなかった(研修生との議論は意味があるのだが、プログラムの水準が低すぎるのである)。それで3日ロスしたのも、もやもやのボリュームを増すのである。来月のロシア語能力検定のための勉強もできなかったな。ミネルヴァ様、どうかご加護を。【送料無料】ロスジェネの逆襲 [ 池井戸潤 ]