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2004年04月16日
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印象
 解放されましたか。ホォ
 でもまだ二人はそのまま。
 日本人に対する誘拐の賞金もそのまま。

 日本人誘拐の連鎖が起きる前に返してきた・・・・ってことはどうだろう。
 (じつはこの連鎖こそが最大の迷惑ではないかと・・・)

 バグダッドの人がお祭りのように喜んでくれた。
 これが今後に大きな影響があるだろう。
 汚れ仕事を日本以外の他国にさせているとはいえ、アメリカもそれを見て反省するきっかけになればいいが。・・・・・あってもずっと先か・・

 
映像と読み
 夜にネットで彼らの写真を見た。
 殆どの期間を客人扱いされていたとしか思えなかった。

 今井君は勝利者気分に見えたし、高遠氏はストレスでふててるように見えたし、郡司氏は危機感がわりと少なかったふうに。
 信念をもってる彼らが、怖がってかわいそうに見えなきゃならないわけでもないし、始めのビデオでは身の危険に対しても積極的であろうとしているんだなとは思っていた。
 
 昼のNHKのニュースで、映像を通して省略を少なく流してくれたので、始めて表情の意味が読めた。
 こういうやり方が報道には大切です。よくできました。(一部の発言が伏せられていたらしいが)
 実際、断片のセリフを又聞きするのと、会話の流れや声を聞くのとではかなり違う。

 刃物をのどに付けられたとき、今井くんだけは冷静であろうとしている。というか怖いもの知らずを押し通そうとしている。
 解放されたときの勝利者のような表情は、自分を保ちつづけた勝利の表情だったんだろう。
 (上祐氏の目を吊り上らせたように見えたけどね。若さですよ、うん・・・・性格も含めて・・)
 (こっそり言いますと、これは相手の芝居だと思っている態度だとも取れますね)

 高遠氏は、思ったよりもおばさんでした。
 イラクを嫌いになれない。そりゃそうです。十把一からげにするようなら、ものを信じる資格はありません。
 ただ、人生がイラクに依存してないかという気がするけど。

 郡司氏・・・・・まだ写真を撮りたいだそうで・・・・まあね、戦闘はそのうち終わる。
 記者としてのラストチャンスだったのに、今帰ったらすぐには戻れず、せっかくのチャンスを逃す。ひんしゅくを越えて、仕事をつかみたいというのは、戦後の日本人の「物語」だ。
 日本に戻って仕事するより、自己責任で外国で仕事するべきだろ。今度こそ人質として役に立たないということで。

 ところで、悪いのは自衛隊派遣だ、とは誰かが言ったらしい。
 それは本気なのか、解放してくれた者とやり取りした信義のつごうなのか、は知らない。
 それは、その人が政治的人間であるということを示しているだけだ。
 尽力してくれた人々への感謝があろうがなかろうが、そういう信念はある。 ボランティアをするなら日本を先にしろ、という信念と同様に。
 

 さて、みなさんがこれからもイラクのために仕事をしたくて、その仕事の内容が他のNGO活動と違う以上、独自で動くのはしかたないでしょう。
 戦闘がおさまってから、「イラクに帰化して」行ってください。
 あなたたちの生きる場所・死に場所がイラクなのだから。
 年をとって仕事をやめたら、日本に再帰化すればいいこと。

 自分の人生を自分で決める権利を行使するのだから、それぐらいできるでしょう。
 まして、日本人だから危険だったのだ、と考える以上は当然必要です。
 (未成年は、その前に少年院に入って、異文化訓練を受けるのがいいでしょう。)

 (文春4/22号の、三人のプロフィールは的確だったんだなと思う。)

 
批判と政府と費用
 なんかこれから、ほんとに遠慮のない批評が始まりそうだな。(いやもう始まってるよ)
 百花斉放 百家争鳴か? 批評する側も気楽に解放されただろうし。

 裏金をどれだけ使ったかとかね。
 その金は、日本とイスラムの宣伝費用なんだから、ムダ金とは限らないが。

 政府の仕事としてはこれから先、彼らを批判するよりも先に、入国禁止を依頼したり保護責任放棄の通告・宣言をするのが務めじゃないだろうか。一人一人個別にでも。パス禁止とか。

 ところで、彼らの活動継続を批判するなら、まだ現地にいるNGOはどうなのか?
 そういうNGOの活動がイラクの人に支持された結果、解放という成果があったんじゃないのか?

 いちいち金の賠償を要求されたんじゃ、ジャーナリストはやっていけない。
 若ければやって行けたとしても、一度何かあったら引退もできない。
 そんなふうに情報無力な国になっていっていいのかい。
 それはリアル感覚なようでいて逃避に過ぎない。

 ついでに言うと、株式市場を投機の場にしている小鬼どもには同情しない。
 もっとも、日本中が自己責任を言いすぎるとシステム崩壊が起きるんじゃないかとも思う。
 豊かな熱帯のジャングルは、ある面、持たれ合いでできているらしいんだな。樹木も一つ一つが根が浅くて簡単に引っこ抜けるという。しっかりした北の樹木とはお育ちが違う。
 ま、バランスです。


世界の視線
 世界中が彼らの背景に注目しているかな。
 その計算を考えて彼らの開放が遅れたんだろう。
 簡単に返すと見られたくないから、・・・・彼らを早く返すために、代わりにイタリア人が一人殺されたりしてないか? 

 犯人に迎合的な者が返されやすい――当たり前だ。 あまり、知るべきものはなさそうな気がする。
 むしろバグダッド市民が大喜びしてくれたことの意味・印象が大きいだろう。
 イラク・アラブ世界への視線が微妙に変化することになるのか?





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最終更新日  2004年04月16日 15時06分03秒
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