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テーマ:ウランと放射能とガン(30)
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結論 7/21追加は 赤字部 [最終評価] 仮説と実態との程度評価 問題のまとめ直し 0 イラクの統計の信用度 1 まず、戦争のせいで今までにない毒が撒かれた、としたら、それはどんなものが考えられるか 2 ウランのせいだとしたら、その感染経路は何か 3 感染経路が納得できないとしたら、自然にない現象が起きているというメカニズムが必要になる。 4 その他の可能性 0 イラク全土でのガンなどの発生分布について、ネットでは具体的な詳しい資料が手に入らない。 数字の絶対値については疑問も残る。 他の病気増との比較でも、子供のガンが増えているのは不自然だと思う。 共通しているのは、白血病・リンパ=免疫ガン系、というのだけが認められるだろう。 これもまた、難病でなければぎりぎりまで医者にかからず治そうとするからかもしれないが。 1 の「ふつうはない害毒物質」として、 a 油田破壊の煤。b 戦場の重金属など粉塵。c イラク国内紛争での化学兵器。 しかし湾岸戦争で破壊されたのはクウェート油田のはず。バグダッドは化学兵器には関係がない。 すべてに共通するのは粉塵ぐらいで、その中でウランは最も害がありそうなもの。 2 の「十分な量のウランの放射能の感染経路」として、 a アメリカ軍の管理のでたらめさによる、ウラン弾への廃棄物の高比率混入。 b 戦場に近い限られた範囲の人間にだけあり得る。 c 吸入被爆が異常に大きいというデータがほんとうなら、2で説明がつく。 d 量は少ないが、複合作用。 abともに、アメリカの調査が不誠実だと思う。 cの確認が重要。 dの複合作用があやしいか。 3 の「今までになかったメカニズム」として a 肺に吸い込んだ後の、α線と微粒子の影響の未知のメカニズム。(私が出した仮説など) 肺ガン・リンパ腫が多いというのが放射線に似ているが、つまり幅広いということで、いろんな毒物・栄養不良な悪環境の相乗作用とも取れる。 微弱な放射線は、こういう相乗作用に関わりやすいそうだ。 4 の候補として a 生活環境のせいで免疫が弱まっている。心理効果も含む。 経済制裁下期間で免疫の弱まることがあるとしたら、 経済制裁下でフセイン独裁は強まり、物資配分の不平等が起きていたらしく、栄養失調児が多かった。 心理的な免疫力にも影響しただろう。 じっさい、バグダッドの病院で、増えた白血病の多くが低所得者の子供だという。 ユーゴの場合は憎悪とそれによる不安なんかということになるかな。 総合的に言って、 もともとガンの少ない土地で、ウランでガンなどの障害が増えている可能性はかなりあるが、まずアメリカ兵士が最大の被害者のはず。アメリカ軍の調査もいい加減のようだが、追究側の調査も以後は進んでいないように思えるが、軍が名簿を隠して調査の邪魔をしているのだろうか?・・ 汚染塵が直接原因だとして イラクのガンの増え方が真実に近いとして さらに、食糧事情・状況不安などが免疫を下げているはず。 しかし、吸入被爆が報告通り(IPSHU研究報告にある)ならば、ウラン塵の害がそれ単独で重大な可能性が強くなる。 放置すれば、そのときの調査の中身さえあやふやになりかねない。 再調査以上にまず過去の調査内容の確認だろう。 [事柄の位置と価値] イラクの奇形・ガンの悲劇は誰のせいか? (化学兵器を除く) たぶん、食糧事情と、食料の配分をまともにやらなかっただろうフセイン政権と、考え無しに子供を増やすイラク人のせいなのは確実だ。 次に、戦争による各種の環境悪化が疑わしい。 とくにリンパ系のガンには、ウラン以外の各地域の共通点が、明確には見つからない。 (心理的悪化と、個々の地域の別々の原因も考えられるが) (吸入被爆の測定データがほんとうなら、長期に渡っているなら、それが主因だとも評価できる。がいろいろデータの確認が不十分・・) しかし、今後のために、治療のためにでなく未来の予防のために考えるべきはなんだろうか? (まず、人口抑制のできない悲劇を教訓にするべきだと思うが) ウラン弾の禁止は、戦争の場面では現実的かどうかわからない。 自国を守るためなら、実際は禁止できるはずがない。 (ウラン弾を外国領土で使うことを禁止しても、それだけ戦闘が人道的になるとは私は思ってない。) たぶん他国領内でも、禁止できるのは 使用管理の厳密さ としてだろう。 2、30年すれば、装甲の変更でウラン弾の優位はなくなっていかねない。 しかし、建物への爆弾の有利さにはなるだろう。 ウラン弾でなければより多くの爆弾が費やされるだろうし、それは周囲への粉塵を増やすだろう。 ウラン弾禁止という中核的な人々の意味は、アメリカの作戦方法に制約を掛けたいことが本音で、ウラン被害がわりとかんたんに予防できそうでも、やっぱり反対するだろう。 それは戦争反対だからなのかといえば、そういう労力の使い方をするのは、アメリカ―中国新二極対立が好みの人間ではないかと思う。 まあ、兵器開発-単独主義-世界的軍事行動、というアメリカが平和主義の理念感覚から嫌われるのは当然だと言えるが。 [対策] <ウラン弾について> 人家の近くでは使わない。 使った場所は控えて提出。 近くの住民にμ以下の粒子を防げるマスクを提供。雨が降るまでの数日でいい。 (その程度のマスクはふつうに通販にある。戦争の前に予告、爆撃の直後に空から撒く。ウランでなくても、ふつうの埃でも重金属混じりはよくないということで) ――というだけでも違うはずだ。 (長期に渡って粒子が多量に漂うと別だが・・・) 確証がなくともそれぐらいの取り決め・自主規則はできるだろうに。 <調査> 調査は二年前も難しかったが、現在も先が見えない。 新規の疫学調査は難しいだろうが、機器測定や今までに出たデータの確認調査だけならけっこうできることはあるんじゃないか。それで直接できるのは偽物をつぶすことぐらいにしても。 しかし、アメリカ兵士の健康調査をまともにやり直すのはできるはずだ。あるいはすでにできていなければおかしい。 それがなく、破片を身体に抱えた兵士などというペテンでごまかし続けているのがなんとも疑わしい。 測定値の問題 劣化ウランFAQ集 国際原子力機関(IAEA) の表では、 http://chronoflyer.ddo.jp/~trinary/plus/iaea/duqaa_ja.html 摂取経路 →<不溶性>なDU エアロゾルの吸引 1mSv の被曝線量に至らしめる摂取量 = 11mg 、160Bq となってるが、 私が計算した肺の被爆量は、 劣化ウラン1mgの場合、=6.34mSv/年 (α線の分) となって、 私の計算よりも 6.34×11 = ほぼ70倍 甘い。 ・・・・なぜこうなるのか、自分のを計算し直したがわからない。 ウラン1mgの線量当量 = α線のエネルギー 4.2Mev×生物効果20×15本/秒・肺1kg ×86400秒×365日 = 4.2×1.6×(10^+6-19)×20×15×86400×365 = 6.3576 ×ミリ シーベルト(mSv )。 厳密にはβ、γ線成分が省いてあるので、これ以上の値が正しいはず。 つまり書き換えると、 1mSv の被曝線量に至らしめる摂取量 = 1/6.36mg以下のはずなのだが ???? 7月21日追加 たぶん、体重全体(6、70kg)へのエアロゾル吸引なんだろうな。肺(1kg)に吸い込んだときには無視して。 ばかばかしい計算方法だ。 やっぱり 国際原子力機関(IAEA)ってアメリカのいいなりか? <イラクについて> まず、人口抑制しな! 子供を増やしといて、命を粗末にする生き方しか与えられない状況をつくるな。 栄養失調の原因は食糧自給率が低いから。 そのくせ輸出できる産業もなく石油に頼る経済。 (これを軍事に注ぎ込んだのがかつてのイラクだな) 農地は塩害が強く、河はもともと塩分が強い上に上流のトルコやシリアが使うのでますます使えなくなる。 こんな状況で人口を増やすな。 自前でろくにインフラをつくれない人材のなさは、子だくさんの教育費の枯渇のせいだろう。 まずは水不足だ。植林はできないのか。 たんなる援助よりも、上流の国に植林して(下流から植林できないのだとしたら)、その仕事に出稼ぎに行けるようにしたらいい、とか。いつかはやらにゃならんのだ。それがかつて栄えながら砂に埋もれさせて過ごしたメソポタミアの運命だ。援助があるうちにやれ! でなきゃ、愛国とは言えないし、聖人は許しても神は許さんぞ。 コーランの無能すぎる教条解釈はやめて出産制限しろ。 イラクとしての線引きはまとめ方はチグリス・ユーフラテスの民という以外には見つけようもない、と思うが。 しかし、過激派どもは石油の金をつかむしか生きる道を考えていないだろう。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 放射線について 日本アイソトープ協会 http://www.jrias.or.jp/index.cfm/1,html 免疫について 非特異免疫 http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec16/ch183/ch183b.html 特異免疫 http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec16/ch183/ch183c.html NK細胞 - 自然免疫の主役 http://www.nco-clinic.jp/page17.shtml ◆物質による発ガン過程 http://www.irca-kansai.com/ganhokoku.html 個人HP 劣化ウラン弾の話 http://www.geocities.jp/aobamil/kanchousitu/DU.html 専門家 第35回原子力安全研究総合発表会報告 パネルディスカッション http://www.iips.co.jp/rah/n&i/n&i_nsr2.htm 公的機関 財団法人放射線影響研究所 http://www.rerf.or.jp/ 原子力図書館げんしろう http://mext-atm.jst.go.jp/atomica/index.html 日本原燃 http://www.jnfl.co.jp/radiant-env/index.html 国際機関 劣化ウランFAQ集 国際原子力機関(IAEA) http://chronoflyer.ddo.jp/~trinary/plus/iaea/duqaa_ja.html 世界保健機構(WHO) 2003年 1月改訂 http://chronoflyer.ddo.jp/~trinary/plus/du/factsheet_ja.html 国連環境計画(UNEP)2003年9月 http://chronoflyer.ddo.jp/~trinary/plus/unep/factsheet_ja.html アメリカ大使館 劣化ウランに関する情報(2003年4月1日) http://www.myspy.us/cgi-bin/nph-paidmember.cgi/111010A/http/tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20030401d1.html 劣化ウランに関するよく尋ねられる質問 (2003年10月) http://www.myspy.us/cgi-bin/nph-paidmember.cgi/111010A/http/tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20031006d1.html 「欺まんの構造-サダム・フセインの情報工作とプロパガンダ」の「劣化ウランの脅威」へのリンク http://www.myspy.us/cgi-bin/nph-paidmember.cgi/111010A/http/tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-jp0285.html#劣化ウラン 劣化ウランはどのように、なぜ使われるのか(2003年4月4日) http://www.myspy.us/cgi-bin/nph-paidmember.cgi/111010A/http/tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20030404d2.html 目次 ウランと放射線とガン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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