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カテゴリ:最近の出来事
ちょっと長いけど、聞いて。 先週のABCテレビ7時30分, 第2次世界大戦中、パプアニューギニアで拾った 日本兵の日記帳をオーストラリアに持ち帰り、大切に保管していた兵士がいた。 その名はアレックスグローバー氏。 彼は1994年に亡くなりましたが、その日記帳は息子の ゴードングローバー氏に引き継がれたようです。 その3年後、若くしてゴードングローバー氏は突然の死で他界する。 2008年、 ゴードンが亡くなって10年、未亡人となった妻リンディーさんはふとした事から倉庫の中で眠っていた古いスーツケースを発見し、その中に日本兵の日記帳を見つける。 とっさに「これは貴重な物だわ、遺族に返さなければ。。。。。。」 と強い使命感を感じたと言う。 しかし、日本語も分からないリンディーさんはネットで在豪州戦争記念関係の研究者田村恵子氏を見つけ、相談する。 田村恵子氏の努力とシドニー日本総領事館の協力のもと捜査は開始したが、 難航していた。 2010年12月、 リンディーさんの自宅に電話が鳴る 、日記帳の持ち主のお嬢様が広島に住んでいる事を発見したという。 ノブヒロユリエさん69歳。 当時2歳のユリエさんは父親の顔も覚えておらず、その4年後には母も他界し、6歳から生涯孤独の人生を歩んでいたという。 2011年9月、 ユリエさんがシドニーに渡航。シドニー日本領事館でリンディーさんとユリエさんは涙の初対面。 ユリエさんの涙の記者会見によると、「父は艦船に乗って海で戦死したものと聞きました。しかし日記に寄ると命は助かりパプアニューギニアに上陸し、大陸で戦死した事が判明しました。日記には毎日私の事や母の事が書かれており死にたくなかった事が書いてあります。父は無念の死だったのでしょう」 日記の最後にページには「我々の運命は変える事が出来ない」 "We can't change our destinies." と綴ってあったそうです。 リンディーさんは「私は世界平和や大きな偉業を成し遂げたとは思っていません、ほんの小さな、小さな事をやっただけでしたが、この小さな事が多くの方を喜ばせた事を、私は大変誇りに思っている」 と仰っていました。 レッドはこのニュースをテレビで見て泣いた、泣いた、泣いた。 愛妻と2歳の赤ん坊を思って綴った日記帳は兵士の無念死の魂がこもっている。 その証拠にスーツケースの中に67年も綺麗に保管されていたのだから。 それにしても日本政府の遺族への戦死報告は事実からかなり離れている。 軍艦が沈没して戦死したと遺族には伝えられていたが、事実は違う。 他の軍艦に助けられてパプアニューギニアに上陸、大陸の空襲で戦死したのだ。 オーストラリア人女性の小さな親切が私たちに多くの感動をもたらしました。 彼女の親切に深く感謝しています。 ウェブのニュースはそのうち見えなくなりますが、ご友人に拡散願います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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