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歴史探検 (世界史と日本史との間)山田企画事務所

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2010年01月21日
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源義経黄金伝説■2009-第51回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
●山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」山田企画事務所のビジネスブログ

頼朝は、競技場傍に設けられた仮屋敷に戻り、体を打ち振るわ
せ、怒りをあらわにしている。大江広元と、文覚の二人を前に
怒鳴っている。

「よいか、本日は自重しょう。が、奥州平泉を攻め滅ばした後
はかならづや、西行とその結縁衆を滅ぼせ。また、あの西行の
敷島道を完成させてはならぬ、我々武士の武威と、仏教にて、
この日本は支配されるべきぞ」

「ははつ、かならずや」二人は唱和した。
「奥州平泉を滅ぼすは、我が大江家の悲願でもあります」
「頼朝殿、ワシは、その頼朝殿の考えに惚れたんじゃ」

文覚が言葉を続ける。
「奥州仏教王国を滅ばしさん、その黄金を手に入れて、今度は
この鎌倉を仏教王国にいたしましょう。そうじゃ、我が鎌倉に
も大仏を建設いたしたしましょうぞ」

大江広元が言葉を継いだ。
「結縁衆のやつばらには、我々が恥をかかされておりまする。
たとえ、比叡山、高野山がどういおうと、奴らを、山の中に
おいこみましょうぞ。この街道筋や、湊泊まりに、居る場所
がないようにいたしましょう、その支配体制を頼朝殿のお力
でなしとげましょうぞ」

摂津、川西多田から鉱山貴族となり、金属資源の使い方を知
り尽くした軍事貴族、源氏は、当時最大の黄金郷、奥州平泉
を攻め滅ばさねばならなくなった。
それが昔年の、源氏の氏長者(うじちょうじゃ)、頼朝の使
命だったのである。

別の仮小屋にて、北条家の面々が集まっている。

「婿殿は、、、我々板東政権にとって、いらぬ時がくるかも
しれぬのう、政子殿、その事、政子殿考えておられよ。
幸い、ワシは2人の子供に恵まれておるが、我らが源氏の方々を
頭にいただいて、いくが当然じゃが、その氏の長者がやく
にたたぬ時もありえよう」
北条時政が周りを見渡し言った。
政子は、顔を青ざめながら、ゆっくりと首肯した。

その頃、頼朝は大江広元だけと話をしている。
「広元、ワシは、お主の使われせた、手先の者どもの事
は相知らぬぞ。おまえに任せるが、失敗した折りは、す
べて、お主が責任をとれ。お主がどう動こうとワシは知
らぬ。また鎌倉郎党の者も使うのはやめよ」
矢継ぎ早に、頼朝は命令する。

「まさに、ここ、御矢山で、西行が盗賊に会うは、ご神
前で誓ったワシが恥をかく。また、この事は、文覚にし
れるではないぞ」。

しばらくして大江広元が、北条政子に呼ばれていた。

「ここは、ふたりだけの相談でございます。大江殿、
いかが考えられる、いや、これからの攻め手の事でございます」

大江広元は、頭を振り絞る。ここは、政子殿、いや北条家に
自分の知略を見せておかねばなるまい。
「あるいは手として、義経殿の命と、奥州黄金の支配権
とを天秤にかける方法もございましょうが」
「それは、坂東の方々、世の方々が納得すまい」

「武士は武士。ころはそれ、後白河法皇の勅宣という事
もございましょう。まして、藤原秀衡様が亡き後ならば
、義経殿の支配に、奥州の武士の方々がつき従うとお思
いですか。それはありますまい」
「それはなぜじゃ」

「奥州は、源氏の流した血で汚れておりますぞ。その象
徴である源氏の義経殿を、中心にすえるは、奥州武士の面々が
いかにも納得いたしますまい。
まして、義経殿の戦い方は、山丹(さんたん)の手法でございます。
我が国の武士の手法ではない。奥州武士が納得いたしません。
ここは、京都を利用いたしましょう」
「そは如何に。大江殿」
「我が物見によれば、決して、奥州平泉の藤原家の兄弟仲は良く
はありますまい。鎌倉殿に、日本支配権を奪うまでは、
利用できるものはすべてお使いになられた方が。
京都、奥州、さらには、あの西行殿の手下どもも」
と告げて、大江広元は、政子の顔をじっくり見た。

「まして、義経殿は、平家を滅ぼした戦の上手でございま
すぞ。義経殿の和子がまだ生きておわす事を知るは、政
子殿と、この広元のみでございます」

政子はひやりとして、少しばかり話題を変えた。
「この日本に昔からおられる方々を、支配しやすくいた
しましょう。住む場所をきめすのじゃ」
「良き考えです。また、板東には、京都から新しい仏教
を移住させ、武者殿の精神的背景になる教義を使いまし
ょうぞ。我々が許す信仰しすい形の仏教を広め、鎌倉を
別の佛都にするのです」
「頼朝殿が征夷大将軍の位におつきになり、この国をおさめ
る事になっても、この国の民をお忘れなきようにお願い
いたします。
この国は武士だけによって動いているかわけではござ
いません。京都の貴族、我我、武士。文覚殿のような
法師殿が支配するわけでもない」
「作用です。国を富ましましょう。そして、相国平清
盛殿が押し広げた中国宋との貿易、また平泉がもつ山
丹の貿易利権も、てにいれましょうぞ。
さすれば、あのような、民草は恐れる必要はございます
まい。土地の支配権を、貴族や仏教からとりあげ、
土地は、我々、板東の者ためにいかしましょう。
それこそが、我らが生き残る道でございます」
大江広元は、源家から北条家に乗り換えていた。


御矢山神社にある荷駄隊の馬留め場まで戻った西行は、
十蔵の顔を発見した。

早々と、結縁衆や武士の郎党は、この神社境内から姿を消しつつ
ある。田舎にある神社の静寂が、すでに戻りつつある。

西行は、十蔵に頭をさげながら、つぶやいた。

「ふふ、また、おかげで生き残ってしもうたのう。
「お役目ご苦労でした」
「が、十蔵どの、今度は静どのを助ける
番か」
と、西行は戦人(いくさびと)である事を告げる。

東大寺闇法師、十蔵はにやりとうなづいた。

続く090901改訂
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
●山田企画事務所 ナレッジサーブ「マンガ家になる塾」山田企画事務所のビジネスブログ





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最終更新日  2010年01月28日 19時13分51秒
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