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カテゴリ:michelleのお仕事
花粉が舞いまくってますね~ ![]() ![]() 花粉症の私は、今日、マスクを大量に買って来ました。 私の少し気難しいお客様が、最近、毎週来て下さっている。 私が休んでいるときも、来て下さっていたらしく、 ヒナ子にヘルプをお願いしていた。 ヒナ子は、スーパーヘルプだ。 若くて、テンションが高くて、可愛い。 ヒナ子を指名するお客様は多くて、 それが、ヒナ子の売り上げにならない事が、気の毒なくらいだ。 私のお客様、Tさんもヒナ子を気に入ってる。 昨日、深夜になってから、ヒナ子に着いてもらった。 先日、ヒナ子の彼が亡くなった事を、 私のお客様から聞いてから、一緒の席に着くのは初めてで、 私は、ヒナ子と話をしてなかった。 ヒナ子は相変わらず、元気で、天然キャラを炸裂。 私のお客様は大満足だった。 でも、ヒナ子の酒の量は増えた。 元々、飲む女の子は、決まっていて、 5人くらいの女の子は、ボトルを空ける為か、 自分が好きで飲んでいるかは知らないが、 1時くらいになると、誰かがベロベロになって、 スタッフに、ロッカールームへと連行されて行く。 私も以前は、その1人だった ![]() ヒナ子は、本当に一見、何事も無かったかのように、 元気で歌を歌って、踊っていた。 でも、事情を知ってる私は、痛々しかったけど、 私だって、しばらく休んだあとでも、 お客様の前では、元気に振る舞って、 『休んでたみたいだけど、具合が悪かったの?』 って聞かれても、 『いやぁ~、頭が悪くて少し休んでたんです~ ![]() って、笑いにするから、ヒナ子の気持ちも解る。 2時になり、お店も暇だし、 送りの車で、帰る事になった。 ヒナ子も一緒。 車の中で、ヒナ子が、 『michelleさん、聞きました?』 と、言って来た。 彼の事を言ってるんだろう。 ドライバーの部長も、キャッシャーのお姉さんもいたので、 詳しい事は話さず、ただ、 『うん...ヒナ子よく頑張ってるな...』 って、答えた。 本当は、日曜日にでも、一緒にご飯を食べようと思ったけど、 素面で、ヒナ子とその話題を切り出すのにも躊躇したし、 私もそんなに時間がなかったから。 ヒナ子は、 『michelleさんだって、休んだあとなのに、 妙に元気に振る舞ってるじゃないですか~ 一緒ですよ.... ヒナは~、彼が用意してくれたマンションだから、 絶対、それを守るの。 彼の意志を、ヒナ子が受け継がないといけないから~』 仕事が終わって、素に戻ったヒナ子が、 少し、泣きそうな声でそう言った。 『うん。ヒナ子が頑張ってるから、私も頑張れるよ...』 ヒナ子は黙って頷いた。 私のマンションに着いて、私が降りると、 『じゃ、michelleさん、明日ね~ ![]() そう言って、ニコッと笑ったヒナ子。 大事な人が亡くなって、それでも、 笑って頑張ってるヒナ子。 私がヒナ子だったら、そんな風に頑張れるのかなぁ... そう思いながら、エレベーターに乗っていました。 今日も、仕事。 カラ元気でも、何でも、笑って仕事をするヒナ子を、 見習って、私も頑張ろうと思いました。 私たちの仕事は、そういう仕事。 どんな事情があっても、笑って接客しなきゃいけない。 私情は、お客様には関係ないんだから。 いつだって、笑ってなきゃいけない。 本当に、ヒナ子はよく頑張ってる。 彼女の心に平穏が訪れたら良いのに... そう思いました。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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