カテゴリ:ペテルブルクの暮らし
今日は文学専門の大学であるプーシキンスキー・ドーム
(「プーシキンの家」という意味。これは通称で、 ほんとうの大学名は違うんだけど、忘れてしまった。) の図書館に行ってみました。 私は歴史が専門なので、なんだか部外者のような気がして ちょっとおどおどしながら。 入ってみると、小さな部屋に、 たくさんの書名カタログの引き出しが。 そこで引き出しの隙間に埋もれるようにして 作業をしているのは… …なぜかお婆さんばかりだ。 どうしてかはわかりませんが、 ここはやたらと年齢層が高かったです。 そのせいか空気もものすごくおっとりした感じ。 ほとんど異界です。 司書が怒鳴って駆け回ってる 歴史の文書館とはずいぶん違うなぁ。 (そういえば日本の大学でも、 文学の研究室は穏やかで、 歴史の研究室は戦闘的な感じがするよなぁ。) 慣れない雰囲気でちょっとぼーっとしてしまった私に、 お婆ちゃん司書が大変丁寧に、 図書館の使い方を説明してくれました。 そこで我に帰った私は、本来の用件である、 「手稿部(手書きの文書が保存してある部署)は どうやったら利用できますか?」という質問を。 するとお婆ちゃんは首を振って、 「それはできないの。」 え、なんで。 「事故があったのよ」 事故!屋内で!? 「水道管が破裂して、お湯が一面に… いつ再開されるかわからないわ。」 え~~なんだそりゃ~~~(脱力) けっきょく用事は果たせぬまま、 たゆたう異界、プーシキンスキー・ドームを 後にしたのでした… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/09/27 07:21:45 PM
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