復活の日 オーディオコメンタリーで見る
昨日のブログも『復活の日』のことを書きましたが、その後また『復活の日』を見ました。オーディオコメンタリーで。このオーディオコメンタリーがかなり貴重との声を聞き、また、それが爆笑ものだという話だったので楽しみに見ました。結果…こっちの方がおもしろいのではと思うくらい、映画が楽しかったです(笑)。まあ一度ちゃんと本編を普通に見て、その後見るから楽しいわけなんですけど、いろいろな撮影裏話や、撮影とは関係ない話も出てきて、コメンタリーは5名で話されているんですけど、その大部分が木村大作さんの話だというのがまた。もちろん他の人も話してるんですけど、話題のきっかけとかだいたい語り出すのが木村さんなんだよな。木村さんの話にはオチがあることが多いし、それがコメンタリーがおもしろいと言われる所以なんでしょう。コメンタリーに参加している人の中にはもう鬼籍に入られている人もいるので、そうした方の証言がおさめられているのは確かに貴重ですが、コメンタリーが多分2002年頃に撮られているようで、その時点で記憶があいまいな話もあるので、なかなか真実がはっきりしない点もありましたね。「これはどこで撮ったっけな?」なんて5名が話してて意見が食い違ったりしててね(笑)。『復活の日』は23億くらいかかってる大作で、これは深作欣二監督の作品で最高額だそうです。「この額を超えるのは撮ってないの?」と誰かが深作さんに聞いて、撮ってないって言ってました(笑)。こういう話が入ってるのも楽しいです。あとどなたかがおっしゃってたのが、この映画は洋画みたいな感じで、前半と後半でまるっきり別の映画みたいと。私が昨日抱いた感想と同じだったので、作り手もそのように思うのね、と思ったり。それはストーリーの面や単に画面に日本人が出ている、欧米人が出ているということだけでなく、フィルムに写る肌質の感じ、画質の設定とか、そういう観点からも洋画邦画の違いを話されていて、だからこれが洋画っぽく見えるんだ、という話に説得力がありました。オーディオコメンタリーを見たら、なんだか『復活の日』のDVD、欲しくなったなあ…。本編とこれはセットで見るべき内容です。あと、DVD、メニュー画面がやたら凝ってるんですよね(笑)。それがまたツボなんです。なんでこういう仕様なんだろうと。角川は力入れるところが違うんじゃないか。東宝のDVDではそういうことはしないでしょう。そう思うと欲しくなりました。まさか2020年にこんなに『復活の日』を取り上げることになるとは思いませんでした。何があるかわからないものです…。