カテゴリ:変形性股関節症
写真は2年前と昨年の、人工股関節置換術の、術後検診の際の写真です。 昨年末に書き忘れましたが、 右足の人工股関節置換術(THAもしくはTHR)から五年半(平成26年6月)、左の人工股関節(平成23年3月に置換)のステムに、亀裂からの切損により再置換して五年経ちました(平成26年12月) とりあえず経過は良好。 再置換の時に前のステムを除去するときに大腿骨の一部を切り取り、ピンとワイヤーで固定したところの骨もちゃんと癒合しています。 リハビリのお陰でそれなりの筋力が付いたので最近は早歩きから少し小走りが自然に出来るようになりました。 疲れていて重い荷物を持っているときなどは体の左右が上下にブレますが(トレンデレンブルグ歩行と言うそうです)、通常はほとんどそのようなことは最近はありません。 本当に術前、術後のリハビリというか簡単な筋トレは大事です。 これから人工股関節の手術を控えている方、大きな病院ではリハビリは退院してからは受診の時だけだったり(それも3ヶ月位で終わり)、そもそも退院したらあとは自習トレと言われることがあります。 なので、術前後にリハビリができる環境を整えておくとよいと思います。 今は人工股関節にしても、障害者手帳の交付はよほど改善しない場合以外はされません。 私のように片方で法制度改訂前に手帳を交付してもらって、もう片方も手術しても自動的に等級が上がることはありません。 なので、可動域制限や筋力を見ながら、リハビリをして動けるようになった方が良いかも知れないと思うこともあるし、 人工股関節になって「取り出せない」「状態が改善した」と見なされて手帳の交付がされなくなったことについてはちょっと納得がいきません。 なぜかと言うと 人工股関節にするときに 一度大腿骨を人工的に「脱臼させて」骨頭を出して、骨頭を切断して人工股関節にするので、 「脱臼しやすい(脱臼する可能性がある)」ことと、骨切り術と違って、痛みの緩和は早いし術前よりも快適になることが多いですが、その「脱臼」を防ぐための可動域制限があります。これはずっと気を付けなくてはなりません。 これでは元の状態に戻ったとは言い難いと私は思います。 脱臼したら自分ではめて治すことは出来ません。病院に行かなくてはなりません。激痛を伴って動けないそうです。 徒手的に整復出来ることもあるようですが、再手術になることもあります。 なので 「可動域制限に気を付ける」 「転倒に気を付ける」 「筋力を地道に付ける」 そして(これは私は偉そうに言えませんが) 「体重のコントロールをしたり、重い荷物を持つ等、人工股関節に負担を掛けない」 このようなことに気を付けると良いと思います。 あとは、人生長いので、私のように40代でTHAをすると最近の資材は耐用年数は理論上30年位もつと言われていても、まだそこまでもったというデータはあまり無いようです。 なので、今までの通説でいくと、まだだいたい10~15年で再置換をすることになる可能性があります。 なのでできれば筋力を落とさないようにしたり体重のコントロールをして、手術を受ける年齢を出来る限り先伸ばしした方が再置換をする可能性は低くなります。 骨切り術もいずれは人工股関節にせざるを得なくなることがあります。 私は痛みを早く取り除きたかったのと、骨切りをしても最終的に人工股関節にせざるを得なくなるなら最初から人工股関節の方が早くリハビリを始められるメリットがあるので、そちらを選びました。 いろんな方が人工股関節の手術、骨切り術(何パターンかの手術の方法があります) を経験されて、ブログなどで語っておられるので、いろいろな方々の体験談も参考にして手術に臨まれるとよいかと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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