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2006.07.08
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カテゴリ:W杯
 ジダンが5シーズンを過ごしたイタリアのユベントスからスペインのRマドリードに81億円という移籍金最高額で移ったのは、2001年のことだった。
 もちろんジダンはユベントスの中心選手だった。

 そのジダンが、Rマドリーの一員として、かつての本拠地、イタリア・トリノのデッレアルピを訪れたのは02~03シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝のことだった。中心選手でありながらチームを去ったジダンに対し、ユベンティーノ(ユーベのサポーター)が激しい憎悪を抱いていることは誰もが容易に察することができた。ジダンも激しいブーイングを覚悟していたという。

 ところが、練習のためピッチに姿を見せたジダンを待っていたのはブーイングではなく、スタンディングオベーションだった(元インテルのロナウドには大ブーイングが浴びせられたが)。

 トリノの人々はジダンというサッカー選手、そしてその人物を愛してやまなかったのだ。ジダンは感動したという。

 結局、試合はユーベがRマドリーを下して準決勝進出。RマドリーのCL連覇は断たれた。

 その後ユーベはACミランとのイタリア勢同士の決勝に臨み、0-0の同点からPK戦で敗れたのだが、その決勝戦は、いかにもイタリア同士の「勝ちたい」というより「負けたくない」。守備的な実に退屈な試合で、試合後は批判が相次いだ。

 「もっと違うチームが対戦するべきだった」「Rマドリーが決勝に行けば、もっとおもしろい試合になったに違いない」云々と。

 その後、インタビューで同様の質問をぶつけられたジダンはこう言った。

 「それは一生懸命やった選手たちに失礼な言い方だ。特にデルピエロをはじめ、私の親しい選手、関係者はユベントスに数多くいる。PK戦の末に敗れた彼らの気持ちを考えると、とてもそんなことを口にするわけにはいかない。われわれはユベントスに負けて決勝に行けなかった。それが事実だ」

 ジダンの最後の試合は、選手として本格的に開花した地、イタリアとの対戦となった。代表ではW杯優勝、欧州選手権優勝、クラブではバロンドールや2度のFIFA最優秀選手など数々の栄光を手にしたのは、いずれもユベントス時代だった。そしてユベントス時代の監督は、現在のイタリア代表監督であるマリチェロ・リッピである。
 
 ドラマの最終章としては、これほどのお膳立てはないだろう。互いに知り尽くしたイタリアを相手にジダンがどんなプレーを見せるのか、そのジダンを止めるためにイタリアはどんな秘術を見せるのか。

 興味の尽きない決勝となった。

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最終更新日  2006.07.08 16:31:22
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