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カテゴリ:所属なしのつぶやき
上海に行った目的の一つ、
それは大学訪問です。 今回は、 「上海交通大学」を見学させていただきました。 交通大学は理系の国立大学で、 日本で言うところの「東京工業大学」みたいな大学でしょうか? 学校内の職員室?写真です。 食堂・図書館などもとても綺麗でした。 大学教授及び関係者の方への取材のメインは、 「教育改革の現状」をお伺いするというものでした。 とても興味深い内容で皆様にお伝えしたく思い、 本日は少し志向を変えて、 久々にお仕事の話をさせていただきます。 (私も実はまともに働いているのですよん) 中国はここ10年をかけて、 「高等教育改革」を推進してきました。 中国には、もともと500を超える国立大学が存在したのですが、 ・大学個性の創造 ・大学間の競争化 ・教育レベルの向上 これらの軸を柱とし、 日本の文部省が聞いてびっくりするような改革を成し遂げてきました。 その大きなアプローチとして、 「国立大学の削減」というものが掲げられました。 改革の結果、 500あった大学は211まで削減され、 それと同時に ・1校あたりの国からの給付金の削減 ・私立大学の増設(約800校) も実施されました。 また給付金削除の代わりに、 国立大学に勤める方(いわゆる国家公務員)であっても 大学での研究・授業以外に 個人事業主として利益・収益を上げることを認め、 「先生が金儲けできる」 仕組みが構築されたのです。 その結果、 なんと中国の大学から・・・ 5000を超えるベンチャー企業が生まれました。 大学発のベンチャーは、その個性を活かし、 健康食品に関する事業やOA機器の開発などなど、 成功を納めている企業も少なくありません。 日本の先生方の給料は、 国立・公立・私立の学校にしろ、 贅沢をしなければ・・・ 専業主婦と子供を養っていけるレベルのものと想定されますが、 中国の先生方の月給平均は約4万円。 向こうの物価を考慮しても、 この数字は決して高いものではありません。 昔、アメリカの料理大学を訪問したことがありますが、 そこでは、料理に関する技術のほかに、 店を開業するための「経営論」、 それぞれのコース別(イタリアン、中華、フレンチ・・・)向けの「顧客マーケティング」、 「スタッフマネジメント論」 などの授業も必須科目単位となっていました。 日本での職業大学と言えば、 大阪にある針灸大学くらいですね。 あの大学には成功してもらいたいものです。。。 日本での教育論- テレビなんかでいろいろ訴える人は五万といらっしゃいますが、 ここ数年何か変わったことがあるとすれば、 少子化により入試が易化されたことくらいです。 職業と大学との結びつき、 難しいテーマです。 特に日本では、 大学だけでそのコンテンツの作成は難しいものと思われます。 企業と大学が密接に結びついていく、 いやいや大学が一企業として独立していく、 中国的なる改革。。。非常に素晴らしいです。 感じたことをツラツラ書いてしまいました。 夜中だし・・・意味分からない文章になっているかもしれません。 明日見直します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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