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カテゴリ:贈り物
絶叫の花見日和。
新宿御苑はキャンセルして中目黒で下車。 目黒川沿いの桜並木は薄暗い空色を慰めるかのように 淡く切なく果てしなく続いているかのようでした。 川沿いを歩きながら、民家風の素敵な喫茶店を発見。 「お茶を飲みながら花見も悪くない」と言い訳しながら中に入る。 さすが東京、 並んで順番を待たないとそれすら許してくれません。 喫茶店は1F(レストラン)と2F(喫茶店)に分かれていて、 2Fのテラスからは、 ふってくるような桜の花びらを楽しめます。 そして2Fのカウンターバーの隣には、 申し訳なさ程度に雑貨も売ってありました。 恐らくここは昔アパートか何かだったのでしょう。 ムキダシになった柱のハリに、 なぜかとっても懐かしいような、温かい気持ちを感じました。 雑貨を物色しながら思わず噴出しました。 「売る気は全くないんだなあ」と分かったからです。 「いいな」と思えるアンティーク調の置物などは、 想像をはるかに超えた高値で値段が設定されています。 恐らく売れたら儲けモノ、 でも本当は手放したくないから普通の値段では売らないよ、 そう言っているみたいでした。 マスターは、とってもマイペース。 こんなにたくさん人がいるのに、 あせっている様子もなく、 並んでいるお客さんを気遣うでもなく、 ホットワインをもってきてくれるのに、 ご飯が炊けちゃうくらいの時間を要しました。 いつもはイライラしちゃう私も、 「ま、こんなもんかもなあ」。 そんなこんなで 気がついたら喫茶店で5時間ほど経過していました。 天気悪かったけど ゆっくりしっとり花見ができたみたいです。 こんなのも悪くないわね。 今日は嫌味なくらい晴れてるけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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