株式市況　 投資情報センター

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昨日の株式市況と本日の投資情報戦略
17日の日経平均株価は前日比30円安の17,498円、TOPIXは前日比4ポイント安の1,711ポイント。東証１部の売買代金は概算で2兆6,905億円、売買高は20億3,496万株。騰落銘柄数は、値上がり653銘柄、値下がり926銘柄、変わらず146銘柄。NY市場は、前日比10ドル安の13,476ドルで取引を終えています。為替相場は120円20銭近辺で推移しています。

NY市場は、発表された経済指標が強弱入り混じり、JCペニーやヒューレット・パッカードの業績見通しが市場予想を上回ったことで、ダウは一時高値を更新しました。しかし、原油価格が急上昇したことが重しとなり、石油関連株が買われた以外は軟調な展開となりました。

今週の東京市場は、上値を試す場面はあっても上に抜け切れず、その後は売りに押される展開が続いています。個別で好業績企業が物色されてはいますが、全体には波及していません。これらを受け、本日の東京市場は様子見気分が強く、個別物色の展開になりそうです。なお、CMEは17,555円（前日大証終値比+25円）となっています。

17日の東京市場は、寄り前に発表された1-3月期のGDPが年率換算+2.4％と、事前の市場予想を下回ったものの、前日の米国株高や円安を背景に前場は堅調に推移しました。しかし、後場になると上値の重さが意識され、先物主導で値を崩し下落して取引を終えました。個別では、昨日も弊社で短期推奨した任天堂（7974）が高値を更新、今期の好業績見通しが伝えられたソニー（6758）やTDK（6762）などが個別物色されました。一方で、金融株や証券株、商社株などは売り物に押されています。

17日の新興市場は、JASDAQ・マザーズ・ヘラクレス指数は揃って続落となりました。マザーズ指数は8日連続安で算出来安値を更新、JASDAQ指数は6日連続安・ヘラクレス指数も5日連続安でそれぞれ年初来安値を更新しています。個別では、アジア・メディア・カンパニー・リミテッド（2149）や比較.com（2477）などがストップ高まで買われました。一方で、主力株は売り物に押され軟調な銘柄が目立っています。また、買われている銘柄も急落後のリバウンドで終わっている銘柄が多く、売買には注意が必要です。引き続き、業績動向への不透明感から、本格的な買いが入りづらい状況となっています。目先は、地合いの悪さが目立っており、底打ちを見極めていく段階と考えています。

中長期戦略
相場全体としては、上値が重い展開が続いていますが、個別では好業績が見通せる企業が循環物色されています。弊社では、この展開が今後も続いていくと考えておりますので、好業績が見込まれるセクターの押し目や動意付くところでは、積極的に推奨していきたいと考えております。

短期戦略
引き続き、弊社推奨の中長期銘柄を中心に、高値更新が期待できる銘柄をお勧めしていきたいと考えております。また、新興市場銘柄も好業績でしかも世界景気拡大を背景に、買われていく銘柄を選別していきたいと考えております。



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