株式市況　 投資情報センター

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昨日の株式市況と本日の投資情報戦略
16日の日経平均株価は前日比16円高の17,529円、TOPIXは前日比±0ポイントの1,711ポイント。東証１部の売買代金は概算で2兆8,239億円、売買高は21億8,557万株。騰落銘柄数は、値上がり553銘柄、値下がり1,067銘柄、変わらず108銘柄。NY市場は、前日比103ドル高の13,487ドルで取引を終えています。為替相場は120円70銭近辺で推移しています。

NY市場は、住宅着工や製造関係の指数が市場予想を上回り大幅高となりました。また、著名投資家がシティなどの株式を取得したことや、M&Aに対する思惑などもあり引けにかけて上げ幅を拡大させています。また、連続で下落していたナスダックも25ポイント高と反発しています。

本日の東京市場は、寄り前に発表される1-3月期のGDP動向が注目されます。市場予想の範囲内であれば、昨日の米国株高を好感しCME17,675円にサヤ寄せして堅調に始まると想定されます。さらに為替相場が120円台後半まで下げていることも後押し材料となりそうです。

16日の東京市場は、GDPの発表を控え積極的な売買が手控えられる中、好決算や好業績見通しを発表する企業が個別物色されました。相場全体は、17,400円台後半でもみ合う動きに終始しましたが、引けにかけて若干買われ小幅高となりました。個別では、好業績見通しが伝えられたTDK（6762）や日立（6501）などが買われています。一方で、業績低迷のゼネコンなど内需関連株が総じて軟調な展開でした。

16日の新興市場は、JASDAQ・マザーズ・ヘラクレス指数は揃って続落となりました。マザーズ指数は算出来安値を更新、JASDAQ・ヘラクレス指数も年初来安値を更新しています。個別では、ダイキサウンド（3350）やドリコム（3793）、綜研化学（4972）などがストップ高まで買われました。一方で、主力株は売り物に押され軟調な銘柄が目立っています。引き続き、業績動向への不透明感から、本格的な買いが入りづらい状況となっています。目先は、地合いの悪さが目立っており、底打ちを見極めていく段階と考えています。

中長期戦略
お伝えしてきたように、相場の2極化が鮮明度を増しています。弊社では、この展開が今後も続いていくと考えております。好業績が見込まれるセクターが、循環で買われていくと考えられますので、その押し目は絶好の買い場と捉えていいと思われます。

短期戦略
引き続き、弊社推奨の中長期銘柄を中心に、高値更新が期待できる銘柄をお勧めしていきたいと考えております。また、新興市場銘柄も好業績でしかも世界景気拡大を背景に、買われていく銘柄を選別していきたいと考えております。



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