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カテゴリ:理科教育
土曜日の仕事は、専門高校の生徒とお話しする事だった。
専門高校生が集まるイベントの一企画にまとめ役みたいな形で参加するのだ。 集まった生徒達は、各校の代表に選ばれるだけあって 本当にしっかりしていた。 話を聞いているとおもしろい。 商業科代表の生徒は、 簿記1級をとったり、学校で株をシミレーションゲームでやったりと、 すごく実践的。 家庭代表の調理専攻の生徒は、 調理実習とかで、いろいろな料理を作っているそうなのだけど、 「あわび」や「ふかひれ」など 普段食べれないような、高級食材、季節のモノを使って調理しているらしい。 看護科は、 卒業後も続いて2年あるそうで、 高校3年+卒業後2年、計5年で正看護士の資格がもらえるらしい。 通常、正看護士の資格を取るには、3年かかる。 一年早く看護士になれるのだ。 逆に言えば、一年分を高校のうちから、 ゆっくりじっくり実習に行ったりして慣れる事ができるそうだ。 工業科は、 卒業課題にすもうロボットをつくって、今頑張っているそうだ。 また、自分で資格オタと言っていたけど、 沢山の資格をとっているらしい。 すごい! 農業の生徒は 専攻しているのがバイオ系で、 白衣を着て滅菌された中で、イチゴのケイチョウ点というのを培養して ウィルスフリーの苗を育てているそう。 何だか、大学の研究室っぽい。 総合科の生徒は、 選択制で授業がとれるそうで、映像や美術を中心にカリキュラムをくんでいるそうだ。 みんなすごく面白い。 私のダラダラとした消極的で鬱々としてた高校生活を考えると、 早くから目標を持っていてすごいなぁ、 とみんながまぶしかった。 後から専門高校の先生に聞くと、 そういう代表に選ばれるような生徒とは別に、 普通科に行けないから専門高校にきたという生徒も多くいて、 卒業できないという生徒やドロップアウトしてしまう生徒も少なからずいるらしい。 少子化時代、大学なんかは理論上来年あたり全入時代を迎える。 生き残りを賭けて必死だ。 でも、大学が必死ということは、高校ももちろん大変だってことだ。 でも、中教審でも、専門高校の問題は後回し。 小・中・高の問題が話し合われた後、 保育園、幼稚園問題と一緒に話されたそうだ。 (また聞きです) もったいない話しだなぁ、と思う。 看護以外の生徒は、大学進学を希望していた。 最近は、専門高校→就職ではなく、大学へ進学する生徒も増えてきているらしい。 話をした生徒さんの中は、大学受験に必要な授業がとれないとかいう問題も抱えていた。 また何人かは、AO入試という方式で推薦入試をもうすぐ受けるらしい。 こういった早くから目的意識を持った生徒を、 そのまま伸ばして行ってあげれたらいいな。 それとは別に、そこで自己紹介をするのに、 自分の過去を振り返っていていると なんだかダメダメで結構つらい。。。 まぁ、しょうがないか。 これも演出。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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