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カテゴリ:宮古島の魅力と併せて…
今日は、夕方から島尻集落まで車でお出かけ。
島尻集落は、宮古島の北部にある小さな静かな集落です。 集落で唯一の売店である「島尻購買店」の… ポークと卵のサンドイッチ(220円)と島バナナ(50円)とさんぴん茶(140円:日本シーサー株式会社)です。 普通のラップに包れた、手作り感たっぷりなこのホットサンドは、想像以上にウマく、感動です。 島バナナも熟れちょい前な感じで、それはそれで満足です。 …。 ……。 !!!!!!!!!! 「パーントゥ」です。 こえー。 もう単純に見た目が怖いです。 あまりにストレート過ぎて、もはや異様です。 パーントゥは、集落を歩き回りながら、時には走りながら、人々に泥を塗りまくります。 「泥を塗られる=厄払いとなる」です。 ○自走できない子供たちは、親に抱えられ、ギャンギャン泣きながら塗られます。親もそのまま塗られます。 ○自走できる子供たちは、叫び声をあげながら逃げ回ります。逃げ切れずに塗られたり、敢えて塗られに行ったりします。 ○地元の大人も、観光客も、油断していると塗られます。 ○家とか車とかも塗られます。 ○… こえー。 つかまるー。 ただただソレが続き、結果、暗くなる頃には、ほぼ全員が(カラダのどこかは)塗られています。 人里離れた集落は、街灯も少なく、暗くなると、本当に真っ暗になります。 黒いパーントゥは、暗くなればなるほど闇に溶け込みますので、「どこから出てくるのやら…。」と、人々の恐怖心を煽ります。(遠くで聞こえる、「来た来た!」、「ギャーーー」などの声が、かなりスパイシーです。) また、塗られた人も黒くなってしまっているので、もう、誰もがパーントゥみたいで、出会い頭の「キャッ、…、びっくりしたぁ…」が多発してます。 鬼ごっこのハラハラドキドキ感、ホラー映画のような恐怖感…。 何だか不思議な感じで楽しい感じ…。 南の島の伝統行事。 大変貴重な時間を過ごさせていただきました。 何の足しにもならないかもしれませんが、地元の皆様に、心から感謝申し上げます。 ありがとうございました。 なお、私もしっかり泥を塗ってもらい、厄払いができました。 泥はかなりクサイので、ある程度の覚悟が必要です。 【国指定無形民族文化財「宮古島のパーントゥ」】(集落の石碑から島尻の部分を抜粋) 平良地区島尻のパーントゥ サトゥプナハ(里願い)は年3回(旧暦3月末~4月初、旧暦5月末~6月初、旧暦9月初)行われるが、3回目には、面をつけた来訪神のパーントゥが出現することから、パーントゥプナハともいっている。来訪神は3体で、全身につるくさ蔓草のシイノキカズラをまとって、泥を塗り、5人の女性神役(ミズマイ)にウパッタヌシバラ(拝所)で祈願をしてから集落に出て厄払いをする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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写真見させていただきました
紹介ありがとうございます 宮古島は観光地で建物が新しいのが多いですね。 歴史を感じさせるもの、文化を知れるもの、自然風景でここしか見れないものはなにでしょうか。 (2011.10.09 09:01:09)
ロングステイ777さんへ
コメント、ありがとうございます。 宮古島は…、 自然の風景で言いますと、やはり何と言っても「海」ではないでしょうか。これは間違いなく宮古島でしか見れません。 どこから見ても(眺めて見ても潜って見ても)大変美しいデスよ。 「クイチャー」に代表される踊り、「なりやまあやぐ」・「伊良部とーがに」・「多良間しゅんかに」などの民謡、「パーントゥ」・「ミャークヅツ」などのお祭りなど、文化的な遺産も豊富です。 織物の「宮古上布」は、大変素晴らしい伝統工芸ですよ。 「仲宗根豊見親の墓」、「人頭税石」など、宮古島の歴史を後世に伝えるものもございます。 人の英知の成せる業・「地下ダム」なんかも珍しいのではないでしょうか。 更には、「菊の露」や「多良川」をはじめとした泡盛はもちろん、独特の飲み方・「おとーり」もございます。 「宮古そば」も美味しいですよ。 今後もいろんなものをご紹介できたらと考えておりますので、何卒よろしくお願い致します。 (2011.10.09 10:45:30) |