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2023年10月01日
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カテゴリ:音楽
この週末土曜日の夕刻、大学時代の音楽サークル(ピアノの同好会)で一緒に過ごした前後3学年の同窓会がありました。もともとは3年前に持ち上がった企画でしたが、ちょうどコロナ禍がはじまってしまい、ずっと延び延びになっていたイベントでした。今回は、学部卒業以来40年以上(!)会っていない同期生の参加も何人か予定されており、亭主も(ある種怖いもの見たさで?)顔を出すことに。それともう一つ、大学時代に楽譜(ラヴェルの「クープランの墓」、デュラン社版、当時は高価だった)を借用し、その後40年以上音信不通となっていたS氏も来るとのことだったので、件の楽譜をお返しすることもミッションの1つでした。

集合場所は、亭主より1期上だったO氏がオーナーを務める「ピアノサロン」。都内江東区の地下鉄駅から至近にある小さなマンションで、全体がピアノ付きの貸しスタジオの集合体になっています。営業開始からすでに20年近く続いているとのことで、最近は例えばジョスタン・テイラー(言わずと知れた仏のクラヴサン奏者)も使いにきたとか。今回の同窓会に使わせて頂いた部屋は、ニューヨーク・スタインウェイのグランドピアノが置いてある一番広い部屋だそうです。




会場に入るとすでに大方の出席者が集まっていて、椅子に座って雑談の真っ最中。見渡すとやはり何人かは名前が出てこない人もいます。亭主が誰と判別できる人にこっそり耳打ちしてもらい、アっとびっくりしながらも納得。幸い、S氏は昔とそれほど風貌が変っておらず、一目でそうと判明。早速楽譜を手渡すと少し驚いた風でしたが、「あ〜、この曲の楽譜は五冊目ぐらいかなぁ」などとオトボケを演じてくれました。彼曰く、就職後の引っ越しのどさくさでサークルメンバーの住所録が行方不明になり、その後は海外への転勤なども多く、自分からは連絡が取れない状態が続いてしまったとのこと。

20人弱の出席予定者がそろったところで乾杯の儀式を行い、軽食を取りながらさらに雑談の時間が流れた後、幹事の音頭で自己紹介を兼ねた近況報告(特にピアノや音楽との関わりなど)を順番に行うことになりました。年齢的には皆60歳代前半〜半ばで、勤め人はちょうど定年退職前後のタイミング。一方、定年となる年齢自体は職場によって60歳から65歳までの間でばらついているので、どちらかというとまだ現役の人(自由業のような人も含む)が多数派のようです。現役組は、せいぜい週末や休日にピアノに触るだけ(亭主も同じ)という人が多数派でしたが、リタイア組は新たに先生についてピアノの練習をやり直している、という人も。また、現役組でもピアノに打ち込み、アマチュアのコンクールで活躍している方もいれば、中には体調など色々な事情で楽器から遠ざかっている、という方もいたりで、当然ながらこれまでの長い人生行路も含め、楽器との関わりもまだら模様です。

ちなみに、亭主は自分の番が来たところで、15年ほど前からハープシコードにどハマりし、ピアノはたまにしか触れないこと(楽器もほったらかしなのでサビまで出ている仕末)をお話しし、例によってスカルラッティの500曲以上ソナタが持つ尽きせぬ魅力を宣伝。残念ながら、出席者の中ではハープシコードを触ったことがある人はいないようでしたが、中の一人はこのところバッハの初期作品やラモー、ヘンデルなどの古楽作品に目覚め、電子ピアノをハープシコードモードにして演奏を楽しんでいる、と教えてくれました。

話の中で、亭主にって一番面白かったのが(やはり40年ぶりにお会いした)O氏のそれで、彼がこの「ピアノサロン」を(いわゆる脱サラで)始めた経緯や、どのように事業を立ち上げたか(この間、この日のもう一人の出席者だったT氏も協力者として大活躍)について詳細を語ってくれました。コロナ禍が猛威をふるった間も含め、今までのところは何とか事業として成り立っているとのこと。また、サロン用の楽器を米国に買い付けに行った時の話(ニューヨークなどで100台ぐらいの中古楽器を試し、ベストと思われるものを直輸入)や、戦後のピアノがどの製造元もスタインウェイの真似をして音が似てしまった一方で、戦前の楽器の方がバラエティに富んで面白い、といった蘊蓄も伺うことができ、とても楽しいひとときでした。









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最終更新日  2023年10月01日 22時05分56秒
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