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テーマ:バンドマンの語り場(1275)
カテゴリ:TEMPLE TOWN
先週の木曜日、ダニエルからの、いやダニエルへ電話。 ”ねえ、今度の月曜ってアクラムまたいないけど練習するよね?” ”おう、ボーカルなしであわせることいっぱいあるからな。後はデモのことも やんなきゃなんないし、ドラムの音も直したほうが。。。また時間あるときに あってやらないと” ”今週末家族Aがあした帰ったら月曜まで連休の間時間あるから、 日曜か月曜にしない?” ”なにーっ!日本の家族がきてたのに、俺たちに合わせないわけ?俺たちのこと はずかしい奴らだとおもってんだろう?” 隣にいた家族Aに”ねー、ダニエルがあんたにあいたかったんだって?” と、日本語で言う。 ”○△□XXX???!!!”と、すぐ中国人のまねごとのような"日本語”をいってみる。 ”あー、こりゃわからんないな。よろしくいっといてくれ” ということで、月曜になぜかうちでバンドミーティングとなった。 私は、バンドの連中と会うのは一向に構わないのだが、ダニエルとドラムの音 をいじくるはずが、みんな集まると、もうろくでもない”会”になることうけあいなのだ。 幸か不幸か、”ナチュラルハイの超自己チュー男”ボーカルのアクラムがいないので ”先週の女の子”の話は聞かなくてすむだろう。 そして、案の定、時間厳守のダニエルが一番にあらわれた。 ダニエルのコンセプトは”バンド=ファミリー”である。 もう、ダニエルは親戚のおばさんみたいにうるさいので、 開口一番”おっ、部屋かたずけたな?” ”そうだよ、3時間もかかった” ”おれたちのためにぃ~?” ”だれかほかにくんの?” ”おお、よしよし” あのねー。 ”いい子にしてたらおみやげがあるんだよー” ”なに?” ”じゃーん” ”パールジャムのニューアルバム、TOOLのニューアルバム、NIEL CASALのニューアルバム” ”キャ~っ” この後がいけなかった。 パールジャムのニューアルバムのビデオがAOLで何曲かタダで見れちゃうということで、 後からあらわれた、ダミアン(パールジャム狂)とラファエルとの4人で見入って あーでもない、こーでもないと”小学生”のように大騒ぎ。 ***************************** 結局、バンドミーティングとはいえ、まじめな話はスタジオにいく時間が迫ってから。 アクラムのボーカルだけをプロのスタジオで録音する話で、アクラムのわがままぶりが またまた炸裂して、あまり人のことを悪くいわないダニエルがついにブイブイといいだした。 バンマス:”昨日あいつとスタジオの人とあったんだけど、開口一番、”のどがいたい”だとーっ!!! しかも、あいつ、スタジオの録音のアポ、3日前になってからこれないっていいだして・・” ”・・・・・今週から週2回で録音するってもう何週間も前にいってあったのに、約束した水曜は自分の”お誕生日”だから これないと・・30すぎた男がマクドナルドかなんかで”お誕生会”でもやるのかよーっ!!!” (マクドナルドで子供のためのパーティサービスをしている) ”・・・大体なんで、自分の誕生日を3日前におもいだすんだよー。そんなの30年前からきまってるじゃないかー” ”なにそれー?お誕生日ぃっ?何歳になったわけ?3歳?”・・・と、私もつい。。 ”おー、よくいったなー。おまえフランス人の女みたいになってきたなー”・・・と、ダミアン。ここで爆笑したものの ・・・・・とにかく、すべてをオーガナイズしたバンマス、ダニエルはエキサイトしている。スタジオの人はスタジオをブロックしていたというのに。。。 バンマス:”木曜日にあいつがこなかったら、俺何するかわかんない” このプロのスタジオの話はは、ずいぶん前に、ダニエルが”無償”であるアーチストのCDジャケットとHPのデザインを する交換条件として”タダ”で録音させてもらえるというもの。 ひとえに、バンマスの”血と汗と涙?の結晶”。 曲のドラムとベース以外の録音。ミックス。だいたい曲はほとんど彼の作品。 私は歌詞を書いたのが1曲、後は歌詞の一部を訂正。 アクラムはバンドに入ってかれこれ半年以上になるが、”歌詞がきにくわねえ”といって るわりに、半年以上たってもまだ1曲しか変えてこない。 ”俺の曲をやりたい”といってるから、ダニエルが家に呼んで、ギターいれたりして曲を完成させる 手伝いをしてるのに、途中までで、残りは何ヶ月たっても作ってこない。 そうこうして、ブイブイいったあと、とにかくみんなでアクラムが4曲ちゃんと録音することを 神に祈ることにして、次の話題はライブ。 バンマス: ”デモできたらライブ会場さがさなきゃ。パリは金払わないで演奏させてもらえる 会場なんてめったにないからなー” ”でも、俺一人で全部オーガナイズするのいやだ。みんなで探すんだぜ” ”地方だとタダで演奏させてくれるところ多いんだけどなー” ”ちょっと、ラファエル、ストラスブールあたりに知り合いいないわけ?”(ラファエルはアルザス地方ードイツ国境付近ーの出身) ”俺、前勤めてた劇場のほうにきいてみる”と、ダミアン。 ”私、スタジオの兄ちゃんでどっかから奨励金もらってアルバム出した人いるからきいてみる” ・・・・・てなかんじで、ほとんどなんの具体案もでないまま、曲のアレンジの話もドラムの音の話もどっかにいって、 ”雑談100分、用件20分”のバンドミーティングはいつもの通りなにがなんだか わからない形で終了。 しかも、なんでもかんでも”バンマス頼み”という、バンマスの悩みはほとんど解消されず。。 でもって、しかたがないから、写真でものせてみました。手ぶれしてるのでピントもあってませんが まあ、こんなかんじです。 ”ロッカー”として、”かっこよく”きめたかったみたいですが、 私がひそかに”ピエロ軍団”とよんでいる連中です。 わらってやってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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