|
カテゴリ:ロック
ROCK IN THE FREE WORLD ........?
すごい物をみてしまった。 こんなにタイトでかっこいいバンドの演奏を今までに観たことあっただろうか? テクニックとかサウンドとか。。。そんな話じゃまくせーって感じ。 何がすごいって、このバンドの「一体感」 これがエディー ヴェダー率いる、パールジャムのすごいところなのだ。 開演20時、BERCYの会場に着いたのが19時半。 開演前につくなんて珍しい私。 前座がかならずあるから、4時間もたってるの嫌だしといつもは遅れていく。 9月だというのに暑いせいか、会場の周りはすごい人ーつまり人が全然中に入ってないってこと。 観客のたってみるアリーナはなぜかまっぷたつにわかれており、真ん中には柵があり警備員が構えている。 真ん中で人がなぎ倒されるのを防止するためだろうが、一瞬、「ツインタワー」のシンボルかと思ってしまった。 人が少ないが前の方は2手にわかれて世界中の若者がすわって陣取っている。 端の方があいているが、なぜかステージの右端にPAがすごいミキサーをおいているために見えないせいで人がいない。 前座が始まった。 前座の名前はついにわからなかったが、なかなかの演奏。ちょっと謎のバンド。ピンクフロイドみたいなアレンジの曲まである。 ドラマーはデイヴ グロールの影響をうけてるようで、叩きかたが似てる。 ビールをかってのんびり観る。なぜか背伸びをしなくても見える。 前座が終わる前に、水をかいにいく。コンサート会場でビール以外の物をかうのは初めて。 だが、この暑さで、ビールでは脱水症状になるし、今日はなんといってもドラムのマット キャメロンを拝みにきたので、 途中で後ろにずり下がる予定もない。 死にたくないから、水をかった。 さて、コンサートが始まる直前、なんと、巨大なステージ脇のPAはステージからおろされた。 おおおおおおおおおっ!!!! ステージ脇の柵の前、最前列に陣取ると、な、な、なんと、ドラムが。。。。ばっちり見えるじゃないかぁーーーーーーっ!!!! 左を向けばボーカルも見える。ということで、スピーカーのま下で音がわるいというリスクはあるが、結局動かなかった。 そのままライブがはじまった。 そして一曲目、多分いやおもいだせない。イントロが ONCE だったとおもう。 この気持ちをなんと表現していいかわからん。 しかし、あえていえば、ぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ! ド、ド、ドラムが自分から15メートルぐらい。 おお、まるでドラムクリニックにでもいったかのように、(って、いったことないけど) ハイハット側から横にくっきり、マットキャメロンの上半身が見える。 きゃーっ、すてきーっ。いやそのドラムのプレイが。。。 確か2曲目は 新作からWorld Wide Suicide。 最初聞いたとき、「ふーん、いつもの感じね」とおもったが、この曲ちょっと「中毒性がある」 サビの「ワールドワイドスワサーイド!」というのを、拳を振り上げて絶叫すると気持ちいいのだ。 この曲の前だったか、エディが911のメッセージを「おフランス語」で読んだ。 おフランス語だったために、会場にいたおフランス人全員とたくさんのアメリカ人も「さっぱり意味が分からなかった」。 みんなが理解したのは今日は「とても大変なことがアメリカで起こった日」 で、「フランスのみなさんの協力ありがとう」 そして、 "President Bush, LEAVE THE WORLD ALONE ! " ブッシュ大統領へ、「世界をほっといてくれ!」 ここで、全員大歓声! パールジャムらしいメッセージなのだ。 コーフンしすぎて、もちろん曲名もうろ覚え。 とくに、EVEN FLOW あたりから、頭がおかしくなってきた。 もう、ドラムがかっこいいのだ。 そしてなんと!途中にギターソロのあと、ドラムソロがあるのだ! が、しかし!!!!!!!! おおおっ、なんてこった! ボーカルの出番がなくなったため、引っ込んだエディがこっちに来る、ステージの袖あたりまでくる。 きて、ドラムの演奏をみてる。ってか、、、 なんと、ドラムがみえなくなったぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ! エ、エディ そりゃあないでしょ! あたしゃ、サウンドをちいと犠牲にして端にたってんのに、ーま、真ん中ではすさまじい「ヘッドバンガーズボール」がおこなわれており、 そこに行く勇気は到底ありまへんが。。。 やっと、私の悲鳴が聞こえたのか?んなわけないけど、エディがどいた。 すばらしい。 いや、すばらしい。 いやーーーー、すばらしい。いや、美しい。 あー、もーほれぼれするなー。 ほぼ、全員がエディに釘づけになっているのだが、そして、私もほかのメンバーもみたいのだが、 あーなにしにいったんだろう、でもすごい。 写真でしか観たことがないが、スネアをハードヒットするときに左肩がちょいとあがる。 でもって、ちいとのけぞったようなかんじになる。 そう、それそれ。うへー。目の前でみるとすごい。 動きに無駄がない。かっこいいなー。 こんなことをやっていたためにか、アンプの下にいたせいで、音がちいと控えめだったせいか、 ビールを1杯しかのまなかったせいかわからないが、なんだか大暴れしてかえるいつもとは違う感動のコンサートだった。 それにしても、隣で写真とビデオとりまくっていたブラジル人のカップル。 彼らが、ビデオをまわしだすとはらはらした。 サンパウロでビデオを観た日には、私の「絶叫」とか「悲鳴」が曲をエディの声をかき消しててがっかりすることだろう。 。。。。しゅみましぇん。 もう、曲名を書く気力もないが、 アンコール2回。びっしり演奏した。ビッグになってもまじめに演奏してるなー。ビデオスクリーンも、何のギミックも、凝った照明もなし。 まさに、「PURE ROCK」という感じ。 おきまりのBETTER MANの大合唱。 わたしがCDより100倍気に入った LOVE BOAT CAPTAIN。すばらしいボーカルだ。 3時間近く。 2回目のアンコールでお決まりのALIVEもやった。 おお、さすがにライブではかえている。あたしもコピーしたのよーこの曲ーとおもってドラムをみていたが、 もう、大合唱の渦にいるので自分も大声で歌ったりして忙しい。 ああ、それにしても、こんなにライブですばらしいボーカルを聞かせてくれるバンドも少ないーとおもった。 エディがアコースティックギターでビートルズの曲をやった。一緒にうたってたんだけど、なんだったけなー。 それにしても、 10年以上もこのバンドとつきあってるのにはじめてライブを観た。 彼らが初めてヨーロッパに来たとき、ドイツでは会場が狭すぎて入場できなかった。 会場のそとで周りのドイツ人たちと「エディー、俺たちもいれてくれーっ」と叫んで以来、かれこれ10年以上になるということか。。 エディは「メルシーボークー」を繰り返し、繰り返しいって、投げキッスを100万回ぐらいして、会場の隅々のひとに礼をいってるような彼らしい感じで、ステージの袖の階段からおりかけても、 ふと「この人には別れの挨拶したかな?」とでもおもってるような顔をしており名残惜しそうに去っていった。 アンコールの曲、最後の曲かなー。 「ROCK IN THE FREE WORLD」 強烈なメッセージ。 当たり前だとおもっていたことが、そうじゃなくなってきた世界に生きてるのかなー。と、ふとおもったりする。 「PEACE!」といって去っていった心配性のエディの思い過ごしだといいけど。。。 ------------------------------------------------------------------------------------------------ 空腹のまま立ちんぼで4時間、0時に戻っていま日記書いて1時。 最近、仕事はくそいそがしく、ストレスの固まりのうえ、バンドのことでもドラムのことでも嫌なことあったりして落ち込んでいた。 ふと読んだドラマー雑誌のマット キャメロンのインタビューを読んでいたら、今の自分の状況になぜかぴったりのことが書いてあって、吹っ切れた。。。 しかも今日は最高のプレーを目の前で見せてもらって、いやー、今月2回もこの人に助けられたなー。 そのうち、お礼に?マット キャメロンについて、なんか書こう。。。 しかし、今年は恐ろしい年だ。 私がこの世で最も好きなロックドラマーを3人も観てしまった。 マット キャメロン ショーン キニー ダニー ケアリー BONNE NUIT ! 今日はいい夢みれそう。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ロック] カテゴリの最新記事
|
|