カテゴリ:歴史ウォーキング岐阜
岐阜県お城巡りの二日目 美濃太田駅から長良川鉄道に乗って美濃市へ出発です。 「長良川鉄道」は、美濃太田駅(美濃加茂市)から 北濃駅(郡上市)までを結ぶ72キロのローカル線です。 通称「ナガテツ」と呼ばれ、 地元の人たちの大切な足として利用されるだけでなく、 優雅な旅を楽しむ人や鉄道ファンがわざわざ県外から乗りに来るといいます。 美濃太田駅から約30分で美濃市駅に到着 なんともレトロな駅なんでしょうか。昔にタイムスリップしたようでした。 【長良川鉄道美濃市駅】 美濃市といえば、『うだつの上がる町並み』ですね。 いっこうに地位や生活が向上しないことを「うだつがあがらない」と言いますが、 美濃市では「うだつがあがる」町並みを見ることができます。 うだつの上がる町並みに行く途中に、もう一つの美濃駅に出会いました。 【旧名鉄美濃駅】 平成11年4月に名鉄美濃町線新関~美濃間が廃止されましたが、 当時の駅舎・プラットホール・路線はそのまま保存されています。 駅舎は1911(明治44)年、美濃電気軌道開通時に上有知駅として建設された後、 約90年間にわたって親しまれてきたものです。 ホームには美濃町線にゆかりのある「モ512号」「モ601号」「モ593号」の 路面電車3両が展示されていました。 岐阜城があった新岐阜駅まで走っていたのですね。 きっと一世を風靡したのでしょう。 でも、思いのほかきれいで、すぐにでも走り出しそうでした。 5分ほど歩くと、うだつの上がる町並みに到着です。 美濃市のユルキャラ“うだつくん”が出迎えてくれました。 国の伝統的建造物群保存地区に選定された美濃のうだつの町並み 町並みには、 江戸~明治時代にかけて造られた商家が軒を連ね、古いたたずまいを見せています。 なかでも、国の重文指定になっている造り酒屋の小坂家住宅や 市指定文化財の旧今井家住宅は庭や蔵などに往時の繁栄を今もとどめています。 足を踏み入れたとたん、それは完全にタイムスリップの瞬間でした。 “うだつ”については何度か紹介してきましたが、 『うだつが上がる』という言葉もここ美濃が発祥の地といわれています。
【旧今井家住宅】 旧今井家住宅は、 美濃市で最も古いうだつが上がる、庄屋兼和紙問屋であった町家です。 江戸時代中期に建てられ、明治初期に増築されたと言われており、 市内最大級の間取りとなっています。 増築時には天井からの高さが約3mある明りとりもつくられたそうです。 庭には環境庁が選んだ「日本の音風景100選」にも選ばれた水琴窟があり、 訪れた人の耳を楽しませています。 その町並みの中に“美濃まつり”のポスタ-が目に止まりました。 行った日は3月13日でしたので、 4月11日12日に開催される美濃まつりのポスターが貼ってあったのですね。 美濃まつりは、「花みこし」「山車」「流し仁輪加(にわか)」の3部からなる八幡神社の祭礼。 土産店の方に尋ねると、 明治33年から出てきたとう花みこしは、 美濃和紙の産地らしく桜色に染めた和紙の花をつけた"しない"を 250~300本みこしの屋根に取り付けたもので、 大小あわせて30余基の花みこしが市内を練りまわるということです。 その姿は、まるで美しい桜の花が乱舞しているようで、テンション上がりますよ~。 ということでした。
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Last updated
2015/04/14 06:11:34 PM
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