カテゴリ:歴史ウォーキング岐阜
郡上八幡博覧館や郡上八幡城へ行くには吉田川を渡ります。 その吉田川に架かっている橋の一つが"宮ケ瀬橋" この橋を渡って、本町、職人町、鍛冶屋町に向かいます。 そこには、城下町の古い町並みが残っています。 【宮ケ瀬橋】 吉田川は長良川の支流で、町の中心を流れる吉田川の景色や 吉田川沿いに建つ家々の独特な風景も味わいがあって良いですね。 【吉田川】 本町に入ってすぐ左手の細い路地があり、入口には飴屋があり棟門が建っています。 そこから土蔵の続く細い石畳の路地を下りて行きます。 この路地の先には、小駄良川にかかる清水橋があります。 【清水橋】 落ち着いた色彩の町並みの中で、ただひとつ目立っているのが清水橋。 ちょっと太鼓橋風に反りが付いています。 この橋は石畳舗装の歩行者専用道路です。 この清水橋のふもとには、 環境庁が選定した全国名水百選の第1番に選定された名水"宗祇水"があります。 【宗祇水(そうぎすい)】 昔より、こんこんと湧き出る泉があり、 周辺住民の「生活の水」として使用されていました。 清らかな水が湧き出ることから清水(しみず)と呼ぶこともあったそうです。 宗祇水の名の由来は、連歌の宗匠として知られた飯尾宗祇が、 文明年間この泉のほとりに草庵を結んで、 この清水を愛用したところから名付けられたということです。 現在の宗祇水はすこし整備されすぎている気がしました。 あまり綺麗に整備されすぎると、湧き水の神秘性が薄れてしまって残念な気もします。 宗祇水を銘水中の銘水たらしめている要因はその水質ではなく、 それを取り巻くロケーションなのだということが行ってみてわかりました。 【職人町、鍛冶屋町】 城下町である「郡上八幡北町」は14.1ヘクタールの町家群で、 大手町、柳町、職人町、鍛冶屋町を中心に昔の町並みを残しています。 「統一された町家と水利施設が一体となって歴史的風致を伝えている」 ということで、国の重要伝統的建造物保存地区に選定されています。 岐阜県では郡上八幡のほか、 美濃市の「うだつの上がる町並み」や「城下町飛騨高山の町並み」 そして「白川郷、五箇山の合掌造り集落」などが 重要伝統的建造物保存地区の選定を受けています。 このように隣接する町や村がズラリと選定されているのも、 全国であまり例のない地域といえるでしょう。
《続く》
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Last updated
2015/04/20 07:04:29 PM
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