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カテゴリ:東北楽天ゴールデンイーグルス
中継ぎがシーズン前半に崩壊して今シーズンのつまづきの元を作ったことは既に広く知られていることなのでここではもう省きますが、実はその伏線は4月に既にあったよな、と個人的には思っています。
4月前半のイーグルスは投打ともに好調で先発はしばらくの間ずーっとQSを達成し続けました。 その間中継ぎが調整不足気味だったのではないかと、使われなかった間に調子と実戦勘を落としたのではないか、というのがその1。これはオープン戦から感じていたことです。 5月には今季最大の9連敗をしていますが、4月中盤には既に6連敗をしています。 この6連敗の大きな敗因は戸村の起用法でした。少なくともこの時点では中継ぎ不適格の戸村をムリにゲーム終盤に使い続けたのがその2。 相前後して、明らかに調子の悪い福山と青山を使い続けたのがその3。 じゃあ代わりがいたのか、と言えばいなかった訳で。要はここでも層の薄さをさらけ出した訳です。 そうこうしているうちに好調だった先発も打線も調子を落として完全に歯車がかみ合わなくなりました。 交流戦は打線に助けられる形で勝って、中継ぎ・抑えがようやく立ち直るのは8月に入ってから。 ここでも適正配置には疑問が残りました。 最たるものは福山の起用法。 基本勝ち継投での出番のはずです。負けの接戦まではわかりますが、大量ビハインドでの登板まであるのはなぜでしょうか。福山は明らかに登板過多でしょ。ノムさんもそうでしたが、どうも捕手出身の監督さんは投手に無理強いをする傾向が見られます。 青山に対する世間の風当たりが強すぎるように感じます。 もともと完璧に抑えるというタイプではありませんよね。下から上がってきてしばらくは好調が続くけれども(スライダーの曲がりが明らかに違う!)、しばらく使っているうちにだんだん疲れてきてしまう、もともとそんな感じの投手なはずです。ここでも使い方の方に未熟さを感じます。 ミコライオの復活は大きかったですが、実績を考えればやってくれて当然くらいの感じでしかありません。 松井裕もシーズン前半は明らかによくありませんでしたよね。投げ込み不足とのことでしたが、投げたら投げたで肩への負担を考えねばならず、調整というのは難しいものです。抑えを続けるのかどうか、来季以降のことも考えねばならないでしょう。 武藤が全然働けませんでしから、以前の小山的ポジションの投手の穴がぽっかり空いた感じでしたね。 金刃は終盤失速しましたが中盤まではよくやって復活したシーズンと言ってもいいくらいでした。 西宮はいいときはいいのですが安定感がいまひとつというか。 ここでも外人勢が全然使えなかったのはフロントの責を問わねばなりません。 来季は個人的には大塚あたりに飛躍を求めたいところです。 ロマンあるアンダースロー加藤は難しいのでしょうかね。 森・小野・今野はもうちょっと時間がかかる感じなのか。 長谷部は応援していただけに残念です。ケガがなければどんな成績を残したのか、どうしても想像してしまいます。 ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 9, 2016 11:23:16 AM
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