頭の中をバーンスタインの“Divertimento”が流れ続けています。
Divertimentoはイタリア語で「楽しみ」とかいう意味です。
ググってみればこの曲、本当は“Divertimento for Orchestra”といい、
バーンスタインだから当たり前なのだけれど、
オーケストラ曲だということを知りました。これを吹奏楽譜にしたものを高校二年の春の演奏会でやったのです。
当時わたしはクラリネットの中でも高音の出る小さな
エスクラリネット(ドがエスE♭なのでエスクラ)というのを吹いていました。
記憶は定かではないのですが、
小曲10曲くらいから成っていて、
いきなりサンバが出てきたりブルースが入ったり、
マーチがあったりかわいい曲だったんです。
ちょっと聴いてみたくなったので、
近所のFeltrinelliにCDを買いに行ったのだけれど、
そもそもクラシックのコーナーにバーンスタインがないのです。
イタリアでは指揮者として有名なのかもしれないけれど。
でもさ、『ウエスト・サイド物語』すらないわけ?
情けないことにイタリアのCD屋ってこんなものです。
ミラノはさすがにもうちょっとちゃんとしていると思いますが。
そして日本のCD屋さんって何でも手に入るのですごいなあと思いました。
イタリアはこういう所がまだまだ不便。
郵便、ネット、クレジットカードの事情が良くないから、
ネット購入も日本のようには普及していないし。
簡単に手に入る過ぎてしまうのも問題だけれどね。
それにしても音楽を勉強している人には
こんな環境、大変なのではないだろうか。