|
テーマ:ヨーロッパ旅行(4187)
カテゴリ:旅日記
歳バレしてしまいますが(もうしてるか)久保田早紀さんの「異邦人」が当時から大好きでした。
それでふと思ったのですがこの曲の2番の歌詞、 私がローマに行くたび感じることがそのまま歌われているかのような内容なんです。 市場へ行く人の波に 身体を預け 石だたみの街角を ゆらゆらとさまよう 祈りの声 ひづめの音 歌うようなざわめき 私を置き去りに 過ぎてゆく白い朝 時間旅行が 心の傷を なぜかしら埋めてゆく 不思議な道 あの街の雑踏は本当に歌っているようで 私自身はあちらに行ったりこちらに行ったりするたびに2700年の時の中を勝手に行き来しています。 ちょっと頭がいかれてれば時間旅行なんて少しも難しいことではありません。 ところでこの曲、発表当時は「シルクロードのテーマ」と副題が付けられていました。 実はそれは後付けなんですが考えるまでもなくシルクロードの出発点はローマです。 なるほどこの曲を思い出す訳だわと妙に合点がいきました。 もともとは久保田さんがポルトガルのファドという民族音楽に触発されて作った曲だそうで そのことはつい最近知りました。 そしてファドバージョンが存在するということも。 ということはこちらの方がこの曲の本来の姿で 日本でヒットしたバージョンは大衆向けにアレンジされていたということになるんでしょうか。 このファドの方がまた本当に素敵なんですよ。 最初1分ぐらいはずっとファドギターの演奏でこれだけでは「異邦人」とわかりません。 そのあとポルトガル語の語りが入り1分30秒過ぎあたりから歌が始まります。 興味のある方は聴いてみてください。 ちなみにポルトガル語の語りの部分ですが私の貧弱な語学力では自信がありませんが 大体次のような内容のようです。 異邦人のようにあなたにささやく 過ぎ去っていく愛のことを 愛なんてそんなものと カモメは私に言った 全てはあのサウダーデ(郷愁)の中 この愛を忘れ去るのだと 違ってたらすみません。 ポルトガル語に堪能な方がいらしたら間違いを訂正してくださいませ。(本当に自信がないので) それにしても「異邦人」という邦訳は本当に美しいですね。 これ英語なら「エイリアン」ですよ。最悪。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅日記] カテゴリの最新記事
|