RuchiのOsho禅タロットからのメッセージ

Osho禅タロットに「参加する」というカードがあります。

そのカードに描かれた人物は、左の掌を受け取る姿勢で上に向け、
右の掌を与える姿勢で下に向けています。
そして、向かい合った二人の人物が一つのドルジェ、稲妻を表すチベットのシンボルの形を取り
4人の人物が集まることで、二つのドルジェを形作っています。

そして、二つのドルジェはマンダラを表し、
マンダラはエネルギー・フィールドを創り出しています。
このエネルギー・フィールドでは、統合され活気に満ちた全体を創り出すために
サークルの一端を担っている個人全員が、それぞれ独自な貢献をしています。

それは花びら一枚より、華全体の方が美しいと同時に、
ここの花びらの美しさも強めている、そういう花に似ています。


最近私は、集団のエネルギーに少し興味を持っています。
今までは、たくさんの人が集まるということは抵抗があったのですが、
(勿論、未だに人混みは苦手ですが。(笑)）
最近になって少し考えが変わってきました。

参加のカードの私なりの解釈では、

‘参加する’ということは、
単に何かできあがった組織や会に参加するということではありません。

それは「自分のエネルギーを差し出す」という感覚に近いかも知れません。

それぞれの人が自分のエネルギーをある場所に差し出すと、そこには磁場が出来ます。
その磁場がまた必要なものを集めてくるのです。

それは星ができあがっていくプロセスに近いかも知れません。
自分で気づいているかどうかに関わらず、人は、人や物から影響を受けています。
一人で自分を見つめるというのも大切ですが、
自分がエネルギーを差し出して、何かを創っていくというのも大切なことかも知れません。

人は何かを望むとき、まず具体的に何かを手に入れよう、
あるいは、手に入れるために何をしたらいいか、方法論を考えます。

でも、もう一つ別のやり方があります。
それが、自分のエネルギーを差し出すというやり方・・・
まずは、‘願う’ということです。

自分がこんな風になったらいいなぁと思うことってありますよね。
まずはそれを真剣に願います。
そして、今、自分の手で出来ることを真剣にやるのです。
それがエネルギーを差し出すと言うことです。

願っても、棚からぼた餅が落ちてくるように、落ちてくるわけではありません。
願うことで、まずエネルギーの中心を創るのです。
そして、願い続けることで、そこに渦を生み出します。
その渦が、ゆっくりと周りを巻き込んで、少しずつそこに磁場を生み出していきます。

だから、まず真剣に願い、そして今、自分の手を使って出来る
目の前にあることに真剣に取り組みます。
そして、その願いが真実叶えられるものなら、きっと叶えられる、
もし、その願いが叶えられないとしたら、それもまた何かの学びなのだという信頼を
心の深くに持ち続けることです。

そういう意味で、参加すると言うこと、
自らのエネルギーを差し出すと言うことには、大きな意味があるように思うのです。