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2002年の年の瀬も押し迫ったクリスマスの翌日・・・ 私は、東京秋葉原へと向った。 そう、お金を借りるために・・・ ある金融業者から融資を受けるために・・・ 年末と年明け早々の支払いの資金が必要な私は、前月の11月から銀行等の金融機関とは何度も融資の交渉を行っていた。 しかし、見事に全て断られ愕然としていた。 こんな事は前々からわかってたはずなのに・・・ 新幹線の窓ごしに見える富士山の姿は、今でも鮮やかに私の記憶にある。 すっかり雪に覆われ、朝の光を浴びた雄大な姿によって得られたひと時の感動は、惨めな自分など忘れさせてくれた・・・ 人類が誕生する以前からずっとそこに存在しているその姿は、貨幣による商行為に悩むことなど、ちっぽけで馬鹿らしくも思える。 しかし、十数分間のパノラマが終わると同時に、強制的に現実に引き戻される。 ただこの日は、帰路の車窓から再度その姿を見ることが出来る。 少しは希望を募らせ、前向きな自分となって富士の姿を見ることが出来るだろう・・・ それは偽りの幸福感でもいいのだ。 未来を考えようとする自分の姿を、自分自身で少しでも眺めたい・・・そう願っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年01月07日 12時00分19秒
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