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ほんわか介護とほんわか心

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2006.01.24
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 私たち介護職は対象者の死は一つの仕事の完了とするものなのです。
 介護職にある者にとっては、対象者の死は悲しいですが、その方だけの仕事ではありません。少しの間、悲しみ、また日常へと戻っていきます。

 クールなようですが、今私たちを必要としている生きている人たちのために働かなくてはなりません。

 しかし、家族にとっては、死を持っての完了は切ないながらも、ある意味では解放でもあり、それがもたらす開放感は、うしろめたさを伴うのではと私は考えていました。
 喜んではいけないが自由な時間も戻ってきた。
 大切に介護し、1日の100%を被介護者に捧げ、心配したり悲しんだり、自分のことのように苦しんだ家族達・・

 亡くなって、しばらくして心の落ち着いた頃、お伺いすることがあります。
 意外にさっぱりした顔をされて、満足げであったりします。それは十分に介護をしてきたと考えているからではないでしょうか。
 
 夜間に何度も起こされた。おむつ交換をした。30分に1回痰を吸引した。胃瘻には1時間もかけてゆっくり落とした。時に拒否され激しい抵抗に遭いながらも、介護をやりとげた。

 あるご夫婦のことです。脳梗塞から、奥様は寝たきりとなりリハビリもうけていますが、1時間ぐらいなら車いすで座位が保てる人です。ほとんど話はできません。しかし、うなり声や目の動きや動ける方の手や足で抵抗することができます。
 意思はあります。若くてハンサムなPT(理学療法士)がリハビリにくると、いい所を見せようと、いつも布団をハイでいるのに自分でかけ直したり、はりきってベッドの上でリハビリをしたりします。

 夜中は痰が絡み吸引は1時間に何回もになります。苦しそうな咳き込み方なので夜はご主人も寝られません。おむつはずしがあったり、下痢をされると、寝具からなにから汚れます。
 夜中に大声でうなり吸引をいやがり拒否するので、近所の人聞きが悪いとご主人はこまりはてています。
 女性としては大柄なので、小柄のご主人は入浴させることもできません。

 デイサービスに週2回通い、入浴させてもらっていました。
 実はどこもこのような症状の人のデイサービスは引き受けてくれませんでした(私の担当地域に限ってかもしれませんが)・。
 胃瘻と痰の吸引の必要な利用者は受け入れられないと利用規約に明記してあったりします。
 うけ入れてくれているそのデイサービス施設はチャレンジャーというか、向こう見ずというか、あまりにもアバウトというか、民事、刑事で訴訟になるか、ならなくとも、事故が起きれば、心は重くなるなるのに・・。

 そのデイサービスの方にいつもありがとうございます、と申し上げましたら、当該利用者がサービスを受ける日は、看護師が2人体制で朝から入浴の準備をしているとのこと。
 実際は、それだけの覚悟をもってあたってくれているのでした。

 正直にいいますと、もっと設備が整い、看護師も往診の医師も確保しているサービス施設でも、命の危険リスクが高いこのような利用者はなかなか受け入れてくれなかったのが、私の経験です。
 こちらのサービス施設は実際、様々な点でアバウトなところがありまして、関係事業者を泣かせる所でもあったのです。送迎時間がアバウトだったり、極めつけは、請求ソフトが不備だったのか、国保連への介護報酬の請求が半年も遅れていることです。

 どうやって運営していたるのだろう!! こちらは他の介護保険サービス事業や他の福祉事業の展開をしているので、きっとトータルで大丈夫だったのでしょう。

 でもでも、家で入浴できない方を受け入れてくださってありがとうございました。

 本来、必要なサービスを必要な人が受けられるようになるのが介護保険の精神です。先の例の場合は入浴をして貰うだけでなく、デイサービスに行っている間に部屋の掃除や洗濯、布団干し、買い物、個人的な用事をこなすことが出来る、家族にとって貴重な時間でした。
 入浴させるだけなら訪問入浴もありますが、点数が高く限度額を超えてしまいます。その上私が担当する前は介護度4だったのです。見直しの申請をして5になりましたが、それでも多少自己負担が出てしまいそうでした。

 介護の問題は人の命に関わることです。家族は日々この問題に直面することになります。
 ちょっとしたミスが命を失わせます。
 食事の介助でむせさせても、命をなくします。

 家庭で家族で介護をするということはその命のリスクを家族が負うことであり、責任を持つことです。

 悪気でなく、ミスで親などの身近な家族の命を奪うかもしれません。

 珍しい事件ではありませんが、先日、認知症の母親を殺してしまった息子がいました。
 認知症の激しい時、実の子供なのに殺意が起きる、我慢できないと言われたことがあります。大事にならぬ前に二人を引き離すことができましたが、そのころは薄氷を踏む思いだったことを思い出しました。





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Last updated  2006.01.24 15:27:20
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