運動会だった8日の午後、私の実家から荷物が届きました。
中身は、もち米やネギ・ピーマンなど実家で作ったものなのはいつものこと。
今回の荷物で違うのは「笹寿司」が入っていることでした。
ジャジャ~ン!(←って最近コレばっかりかもw)
笹寿司は石川県の名物の1つになるのかな??
私の実家では地域の秋祭りがある10月10日(今は祭日が変わってしまいましたが)に毎年作るんです。
私はこれが幼い時からの大好物で、母や祖母が作っている最中、酢飯だけでもおいしくってよくつまみ食いしてました^^
くるんである笹はもちろんホンモノ。
山にいってキレイで大きさがちょうどよいものを選んでとって、1枚1枚丁寧に洗ってあるんですよ。
笹は殺菌作用があるのと何よりその葉の香りが寿司の美味しさを引き立ててくれるんです。
寿司が乾燥しないように、2重にビニールで包まれて梱包されていましたが、ダンボールの蓋をあけるとすぐに笹のいい香りがしました♪
私の実家では具?はシメサバ・サクラエビ・青藻・しょうがを入れています。
このシメサバも母が市場で仕入れた新鮮な鯖を自分でシメて作っています。
合わせた酢飯を軽くおにぎり状に握って、その上に具を1つ1つ乗せて笹でくるんでいきます。
それを専用の木箱に詰めて重しをかけて半日ほど経てば完成。
その作業が大変なんです。
数人で流れ作業でやると早いのですが、今は父と母、もしくは母一人でやっているので頭が下がります。
そんな笹寿司をここ2日堪能できて大満足の私でした。
ちなみに金沢では有名な芝寿しという会社で販売されています。
こちらの寿しは、シメサバではなくシャケとタイ(だったかな?)の2種類があります。
宅配もあるようなので興味のある方はどうぞ!
そして笹寿しの話を書いていて懐かしかったのでちょっと思い出話を。
私には兄弟が3人いるのですが、姉も弟も大学進学時に東京へ出てそのまま就職してしまったので、家族全員が集まることは稀にしかありません。
ましてや今は全員が結婚し家庭を持っているのでなおさら。
もう8年も前の話になりますが、私の結婚式に出席するために久しぶりに全員集合したんです。
ちょうど10月だったのでその年は祭りである10日に寿しを作らず、皆が集まる結婚式前日に寿しを作ったんです。
母と兄弟3人の4人であーだこーだ言いながら流れ作業をして寿司を作ったのがとってもいい思い出です。
もちろん結婚式当日の朝ごはんもこの笹寿司でしたよ^^
私にとっては懐かしくて大切な味なのです