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遥かな山を見上げてーかよ清らかな谷間

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2024.04.09
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カテゴリ:ニュース見聞録
*​【旧ブログー『山の上からーかよ鶯の秘境』】2021.2.3~2022.2.13

半年もかかった宝塚歌劇団問題





(有愛さんと一禾あおさんー双子ジェンヌ
と話題になったことも)


宝塚歌劇団問題は、3月26日に阪急と歌劇団側
が折れ、自死したタカラジェンヌ有愛きいさん
(写真左)にパワハラを強行した宙組上級生4名が、有愛さんの遺族に謝罪文を提出し、

阪急ホールディングス角会長の謝罪と賠償金
支払いで解決を見た形となりました。

その途上で、「問題に真摯に向き合って参ります」
と言いながら、何もしない歌劇団側に、
有愛さんの双子の妹、一禾(いちか)あおさん
(雪組所属)の悲痛な訴えが一矢報いた力にも
なったようです。


宝塚歌劇団の指導体制を鋭く指摘





一禾あおさんの訴え(全文)


私は遺族として、大切な姉の為、今、宝塚歌劇団
に在籍している者として想いを述べます。

劇団員は宝塚歌劇団が作成した【パワーハラス
メントは一切行わない】という誓約書にサイン
しています。それにもかかわらず、宝塚歌劇団
は、日常的にパワハラをしている人が当たり前
にいる世界です。

その世界に今まで在籍してきた私からしても、
姉が受けたパワハラは、そんなレベルとは
比べものにならない悪質で強烈に酷い行為
です。

宝塚は治外法権の場所ではありません。
宝塚だから許されることなど一つもない
のです。

宝塚は今に至ってもなお、パワハラを行った
者の言い分のみを聞き、第三者の証言を無視
しているのは納得がいきません。

劇団は、生徒を守ることを大義名分のように
して、パワハラを行った者を擁護しています
が、それならば、目撃したパワハラを証言して
くれた方々も、姉も同じ生徒ではないの
ですか。

そもそも【生徒】という言葉で曖昧にして
いますが、パワハラを行った者はれっきとした
社会人であり、宝塚歌劇団は一つの企業です。
企業として、公平な立場で事実に向き合う
べきです。

スケジュール改革や、各種改善策に取り組んで
いるような発表をしていますが、
姉の死を軽視し、問題を曖昧化している
としか思えません。

これ以上、姉と私たち遺族を苦しめないで
下さい。
姉は体調を崩している訳でも、入院している
訳でもありません。

二度と帰って来ません。

姉の命の重さを何だと思っているのでしょうか。

劇団は、「誠意を持って」「真摯に」という
言葉を繰り返して、世間にアピールして
いますが、実際には、現在も、遺族に対して、
誠意に対応しているとは思えません。
これ以上、無駄に時間を引き伸ばさないで
下さい。



2月に遺族代理人を介して公表された「訴え」





一禾あおさん(25歳)は、双子の姉、
有愛きいさんが宙組で受けたパワハラを
劇団側が「社会通念上、必要な叱責」などと、
さも普通のことであったかのように正当化
している行為に憤りを感じ、

「宝塚歌劇団は治外法権の場所ではない」
と訴えました。

姉の受けたパワハラは、姉を死に追いやる
ほどの暴力だった。

しかし何を言おうと
「誠意を持って」「真摯に」の繰り返し、
劇団側はそれで通ると平然としている。

その態度に苦しめられ続けました。


命を自ら絶った者の命の重さ



(一禾あおさんは、2023年11月以降、公演の
全日程を休演。身長は171cm で、美しい柔らか
さと滑舌の良い男役の演技に、惚れ惚れする
ファンが数多かったー
なお、姉有愛さんが自死した9月30日翌日には
雪組公演日だったため、気丈にも舞台に立った)


自分も雪組に所属しておりながら、
「宝塚歌劇団は治外法権の場所ではない」
と、劇団を客観視できる心の強さ。

また、宝塚歌劇団ではパワハラが堂々と
まかり通った世界と承知しながら、

「姉の命の重さを何だと思っているのか」と
大切な姉を失った悲しみを率直に表現する、
激しい憤り。

「治外法権」や「命の重さ」という言葉に
ピンと来たり、心底申し訳なかったー
そう感じた劇団側の人間はどれほどいたので
しょうか。

そこで、宙組公演存続の危機を感じた劇団は
パワハラを行った上級生達に謝罪文を書かせる
こととなりましたが、
それは本当に心からの謝罪であったので
しょうか。

新人公演の幕開けまで、有愛さんを最も酷い
パワハラで、連日苦しめた上級生の中には、

「私は謝らない、あれは『 指導』に過ぎ
なかったんだから」
と、未だに平然としている者もいるのですが、
そうした「生徒」を許してしまう劇団の甘さ。

遺族代理人弁護士川人氏は、パワハラ上級生を
劇団側が処分しないなど、未だに彼女達を
「生徒」として擁護する様子である限り、
遺族側と劇団側の乖離の溝は深いのでは
ないかと危惧しているとのことです。

また、劇団側がすったもんだの上、
「パワハラはなかった」を「パワハラはあった」
とようやく認めたものの、
「どんな行為をパワハラと言っているのか」は
曖昧なまま。

この「人の命の重み」をきちんと受け止めない
宝塚歌劇団の態度は、各界の著名人や企業の
歌劇団に対する信用を著しく失墜させました。

歌劇団は宝塚音楽学校の競争率が例年よりも
ガタ落ちとなり、企業として失敗だと言われる
中を迷走しているのです。





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Last updated  2024.04.30 23:48:26



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