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バリ島ウブド 親泣かせ独身女奮闘記

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2010年03月13日
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カテゴリ:ryoshi ubud

きらきら

 

先日の夜、

スタッフのコミンちゃんと一緒に久しぶりにデリバリーへ出かけた。

通常は一人で行くのだが

この日は大量のオーダーだったため一人では持ちきれず

お散歩好きのマネージャーを連れて行ってくれたのだ♪

 

 

場所はウブドのはずれ、ニュークニン村。

すでに時間が押していたため、

夜は真っ暗で怖いから普段なら避けて通る

モンキーフォレストの寺院の横道を抜けてゆく。

村へゆく近道なのだ。

 

ドキドキしながら寺院内を抜けると

その夜はこの村でお祭りがあり、かなりの人出である。

ちょっと一安心。

 

サッカーグランドの横にある小さな道へ入る。

舗装もされておらず周りは木々に囲まれており、恐怖をあおる。

小心者の私はドキドキである。

 

コミンによるとこのお客様はとても古い常連さんで、

ウブド内にいくつか豪邸をもっておられる。

こちらのお家は息子さんたちが住んでいるそうな。

(奥さんだけでも13人いるとかいないとか噂のモテモテおじ様なのだ♪)

 

 

 

広い駐車場から歩くこと2分。

やっと母屋にたどり着く。

出てきたのは30歳ぐらいのハンサムな男性。

 

コミンと親しそうに話ながら、

庭にあるダイニングまで料理を運ぶのを手伝って下さる。

観察していると、

めったに無い事だがコミンが嬉しそうにほほを染めているではないか☆

(ちなみにコミンちゃんは漁師暦15年、当年35歳。10歳の男の子がいるママさん)

 

 

 

いたずら心がムズムズ、

無事に配達を終えての帰り道、コミンに突っ込む。

すると、

コミンが目にハートを浮かべながら(?)

思い出を話してくれた。

 

 

「昔、『漁師』がアリーズレストランの辺りにあった頃(かれこれ14年ほど前)、

彼はよく来てくれていたんですよ。

当時、彼はアメリカの大学へ留学してて、

休暇にお友達を連れて帰国されていたんですね。

6人ぐらいのお友達と『漁師』へ来て盛り上がっていたのですが、

そのうちの一人が 酔っ払って無理やり私をひっぱり、

踊りの相手にしようとするのです。

 

当時の私はまだ20そこそこ、ダンスなんてしたこともないですし、

外人の男性と抱き合って踊るだなんて!!!

考えられませんでした☆ 

(バリの田舎では、今だに未婚の男女がバイクに二人乗りするだけでも

ゴシップのネタにされる)

 

 

 

びっくりして困っていたら

酔って眠っていたはず彼が起き上がり、

 

「その汚い手を離せ! ここはお前の国ではないんだ。

この国の女性にそんなことはするな!」

と、

その友人に怒ってくれて、私を助けてくれたんです。」

 

 

 

あの日の事を思い出して

ウルウルしているコミン。

 

う、ううう、可愛い♪

そんな昔の事を今だに大切に思っている。

恩は背負うもの、というけれどまさに☆

コミンのこういう所、大好きだ。

 

 

これからもコミンにとって、彼は

永遠のきらきらナイト(騎士)きらきら

 

 

こんなお客様に出会えるから、

この仕事は楽しい。

 

 

今日から2日間、

ニュピのため 

『漁師』はお休みさせていただきます。

 

またのお越しをスタッフ一同

心よりお待ち申し上げております。

 

 

 

 

 






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最終更新日  2010年03月15日 15時58分20秒


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