私:昨日、また、幼稚園の課外コースの陶芸があったよ。
A氏:一昨日の陶芸教室の続きだね。
私:何かの振り替えで臨時にやったらしい。
今回は、母親(俺の娘)が参加したので、俺は私は行かなかった。
そこで、次のような手紙を先生宛に託したよ。
「陶芸の先生へ
8月29日は陶芸で貴重な体験をさせてもらい、ありがとうございました。
さて、私のところは陶器の裏に署名を忘れてしまいました。
それで思い出したのはチェックシートでした。
私の製造業の職業の経験から、通常、はじめて作業をするときに、段取り計画でチェックシートを作り、次にそれを消しこみながら作業を進めるという方法がよくとられます。
この方法をとられたら、私のようなポカミスが減るのではないかと思います。
また、作業に入る前に、紙に計画し、先生が確認し、作業を開始するという手順が教えられるのではないかと思います。
当然、作業工程の単位ごとにチェックを各人がすることになります。
うろ覚えなので間違っているかもしれませんが、下記のようにチェックシートを作ってみました。
これを先に先生が作って渡してしまうと、マニュアル人間になるかもしれないので、先生が口頭で説明したことをイメージしながら、生徒に書かせたらと思います。
私のところは5工程目が抜けていました。
順番 | 内容 | チェック |
1 | パターンを紙にいっぱいに書く | |
2 | パターンをはさみで切りとる | |
3 | 陶土を1センチから5ミリくらいの板状にのばす | |
4 | そこに紙をのせて、陶土板を切り取る | |
5 | 紙をはがして、陶土板に名前を書く。 | |
6 | 残った陶土を棒状にして、陶土板の縁に巻きつける | |
7 | 陶土板を裏返しにする | |
8 | 真ん中を押して、皿のくぼみを作る | |
7 | 色の陶土を使って、デザインしながら皿につける。 | |
上記の7工程を一枚ごとのカード(7枚のカード)にして、順序に並べる作業をしてもよいかもしれません。
そして、1つの工程が終わるたびに、カードを綴じていくという方法もあります。
何かのご参考にしてもらえれば幸甚です。」
A氏:なるほど、身近なことでも、「はっきり計画する」ということは、大事だね。
それを幼いうちから習得することかね。
私:日本の庭師は、石などを置きつつ考えるという。
フランスの庭師は、まず、庭の絵を描いてから作業すると、どこかの日本人論に書いてあった。
A氏:だから、日本人は計画がハッキリしないという。
だから、かって、日本が技能オリンピックで金メダルを独占していた頃、それは日本人の腕の器用さによると言われた。
私:しかし、事実は違うね。
外国選手との相違は、日本人は、じっくり考える時間が長く、それから作業に入るが、外国選手はいきなり、作業を始めていたそうだね。
いい仕事をするには、国を越えて共通するコツがあるんだね。
日本ではこれを「段取り」と言ったていた。仕事ができる人は、「段取り」がうまいというのは鉄則だね。
その教育は、どの材料でもできるね。
こないだ、孫が夏休みで泊まりで遊びに来たときも、1日の予定を紙にリストアップしたよ。