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知的漫遊紀行

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Ryu-chan6708

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2009.03.06
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 
:「日本語が亡びるときに刺激されて、俺の英語遍歴を思い出したね。
  俺たちは、軍国少年だった。
  英語は「敵性語」だったね。
  だから、俺は敗戦後中学で英語にふれたときはショックだったね。
   同時に、別な世界が開け、すごく好奇心に駆られたね。
  古代の日本人中国の漢文を見たときと同じくらいのショックかもね。
  古代は一部のインテリがショックを受けたのだろうが、敗戦後は、普通の日本人もショックだったね。

A氏:当時、「日米会話手帖」が驚異的なベストセラー(360万部)になるほど、日本人は英語に興味を持ったね。

:俺の家は商人の家で貧乏だったが、中学時代に親父に頼んで英文毎日をとってもらった。
  毎日、辞書を片手に読んだね。

A氏新聞英語は、単語がきまっているらしいね。

:そうだね。
  文章もニュースだから、簡潔だし、日本の新聞も読むから、大体内容を理解してから英語も読めるからね。

A氏:しかし、中学で英字新聞を読むとは、早熟だね。

中学生3年生くらいになったら、辞書なしで大体、新聞は読めるようになったね。
 それから、敗戦後NHKのラジオで英語会話講座やっているのをよく聞いたね。
  講師はアメリカ滞在20年という平河唯一氏で、この人はアメリカで暮らしていたから、英語はもちろんペラペラだが、発音も明るくアメリカ的なユーモアのある教え方で、旨かったね。

A氏:放送のテーマ曲が「カム・カム・エブリボディ」で始まったので、「カムカム英語」と言われたね。

:薄っぺらなテキストが毎月発行されるのだが、その後に読者の投稿欄があるんだね。
 この放送の同好会を「カムカム・クラブ」と言ったと思うね。
  俺はそのクラブに入ったね。
   俺は中学・高校と、親が住んでいた地方都市で過ごしたから、その都市でクラブを開いたね。
  1回だけだけれどね。
  この読書欄で、知ったある人に英語で「はがき」を書いた。
  当時はメールなんかないからね。
  その人から英語で返事が来た。
  会話調で、実に平易で旨い英語だったね。
  俺のほうは新聞英語だから、あまり旨くない英語だが、なんとか書いて返事を出したね。
 2年くらい文通が続いたが、その後、相手は観光地のガイド通訳になったということでそれから文通をしなくなったね。

A氏:高校時代はどうだったの?

:もう、受験英語の時代だね。
  しかし、俺の英語は独学で習得したようなものなんで、授業はあまり面白くなかったね。
  当時、アメリカの占領軍に、CIE民間情報教育局)があって、占領政策の一環としてアメリカ文化を日本人に教えるために、主要都市に英文の図書館を置いたね。
  俺は、よく借り出して読んだね。
  あるとき、「風と共に去りぬ」の原書を図書館から借りて読んだね。

A氏:大長編ではないの?

:厚い本で、貸し出し期限の3週間たっても、読み終わらない。
  図書館に頼みこんで、1週間延ばしてもらって読了した。

  あるとき、英語の授業に、進駐軍の将校の奥さんが来て英語で話した。
  
敗戦時、通訳だったという英語の教師が俺を指して「彼は『風と共に去りぬ』を原書で読破した」と言った。
  その奥さんは喜んで「映画も見るといいですよ」と言ってくれたね。

  俺の英語力は、高校でピークのような気がするね。
  大学は工科系だし、次第に英語とは離れていくね。

  しかし、その後の経験からすると、公立の中学、高校の英語で英語の読み書きは充分だし、たいした費用をかけなくても、俺のように一人で学ぶことが可能だね。
   今は、やる気さえあれば、俺たちの学生時代より、はるかに英語の学習チャンスは多いね。

  俺たちの学生時代の英語は、読み書き中心のため、会話、特にヒアリングに弱いね。  

  ところが、、不思議な縁で、俺は、また、サラリーマン時代に英語会話に再会することになる。
  これは明日の話題にしよう。

 






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Last updated  2009.03.06 13:01:06
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