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知的漫遊紀行

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Ryu-chan6708

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2009.09.24
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耳で考える

私:以前、建築士の人が、法隆寺の建築を見て、その技術はすごい、釘を使わないで耐震性もあると、会うたびに言っていたことがあった。
  養老氏も皇居の石垣何度も地震にあっているのに、崩れない。
  
その根拠がいまだにわからない。
  構造計算ができない。
  だから、今、石垣を作ろうとしても、国土交通省が許さないという。

A氏日本の伝統的な技術は、ほとんど職人芸で伝わってきたからね。
  システムというのに弱いね。
  構築性が弱い。

日本人に構築性が無い原因として「文章に関係節がないからだ」というものがあるという。

A氏:英語は複文構造、階層構造だね。
   英語では一つの文なのに、日本語に訳す時には2つ以上の文にしないと文の形を成さないことがあるね。
  平面的になるね。

:それとアルファベットと漢字も構築方法が違うね。
  アルファベット26文字で構成してなんでも書ける。

A氏:ある意味でデジタル思考だね。

:だから、日本人にとっては、世界が有限の原子の組合せでできているという考え方は相当遠いと養老氏はいう。
  日本人は独自で原爆は作れなかっただろうという。
  
  俺は、1985年頃、ヨーロッパにツアーで行ったが、バチカン宮殿を見て驚いたね。
  あの重い大理石を積んでいくには、構築方法がしっかりしていないと不可能だと思ったね。
  西洋は石の文化日本は木の文化だということを痛感したね。

  フランスの庭師は、設計図を描いてから、仕事に入るという。
  日本の庭師は、石など置いて見ながら、庭を設計していくというのを何かの本で書いてあるのを読んだことがある。

君のブログ宮中祭祀を扱ったのがあるが、祭祀のやり方は、文書で書いて伝えるのでなく、全部、口頭で伝えられ、先輩の行動をまねるんだね。
  マニュアル禁止なんだね。

:音楽も日本人は構築力に弱い。
  西洋のクラシック音楽というのは、バチカン宮殿のようにガッチリ構成されているという感じだね。
  芸術というのは、風土の影響が強いね。

  それにしても、驚いたのは音のデジタル技術の発達だね。
  プロツールスというデジタル機器歌手の音程が外れも修正して完璧な歌になる。

A氏:そのうち、カラオケでも下手に歌っても、修正されて流れるようになるかね。大笑い

:今、着信メロディーとして流れている音楽はほとんど修正されてつくられているという。
  歌手の「顔」がない。
  
送り手側と受け手側とで、そんどん感覚を鈍らせる方向に進んでいる
という。

  久石氏は、音程もリズムも修正された人工的なデジタルデータとして加工されたものが、はたして音楽としていいものなのかと問題を提起しているね。

 明日は、音楽の効用についての話に移ろう。

 






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Last updated  2009.09.24 07:43:38
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