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Ryu-chan6708

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2011.05.23
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テーマ:ISOについて(477)
カテゴリ:カテゴリ未分類


A氏:たしか、ISO9001では、購買先の評価をして、品質上、信頼がある購買先から必要なものを購入するように要求しているね。

ISO9001では、「7.4 購買」で購買についての要求事項があるね。
  購買先と言わないで、「供給者」と言っている。
  「供給者」の評価方法を複雑にすると、維持できないことがあるようだね。
  簡単な評価方法の例として、「供給者」がJISマークをとっていれば、それをもって良い評価してもいいのではないかね。

A:俺のいた会社は、「供給先」からJISマークの品物は買っていなかったようだがね。

JISマークJIS規格品の品質が良いということで製品につけるものだが、このマークをつけるには、製品とともに、その会社の品質マネジメントシステムも審査してセットで合格を出すんだね。
  だから、JISマークをもっている「供給者」の品質マネジメントシステムレベルは高いことになるね。

A氏:なるほど。
  JISマークをとっている工場は、品質マネジメントシステムシステムもあるレベルにあるということか。
  ISO9001の「供給者評価に使えるね。

:ISO9001も今の2000年版の前の94年版では、JISマークと同じように、「供給者」の製品の品質レベルと、品質マネジメントシステムレベル2つを評価するように要求していたね。
  品質レベルのほうは製造業だと「供給者」の設備の調査でカバーできるね。

A氏:ところで、「供給者」の業種はどこまで入るのかね。
  機械設備の「供給者」も含まれるのかね。

ISO9001では、購入するものを「購買製品」と言っているね。
  「購買製品」に機械設備は含まないね。
  というのは、ISO9001規格の「1.1 一般」の「注記1」で次のような説明がある。

  「この規格の『製品』という用語は次の製品に限定して用いられる。
  a)顧客向けに意図された製品、又は顧客に要求された製品
  b)製品実現プロセスの結果として生じる、意図したアウトプット

  「購買製品「購買する『製品』」だから、顧客に渡らない設備の購入などは、「購買製品」に含まれないことになるね。

A氏b)の「意図したアウトプット」とはどういう意味かね。

:原料を加工した場合、スクラップなどが出るね。
  これは「意図的」に作ったものではなく、副産物的に発生するね。   
   できるだけ少ないほうがいい。
   これはISO14001環境マネジメントシステム)のほうの問題だね。

  だからISO9001の「購買製品」の中心は、材料以外部品、半製品も含まれるね。
  なかには、外注で完成品まで作らせて、購入することもあるね。

A氏:こちらから材料を支給して、「供給者」が加工したものを納入するモノはどう扱うのかね。

:これはアウトソースの問題でISO9001規格では、「4.1 一般要求事項」でアウトソースのマネジメント要求があるが、これも本来は購買だね。
  だから、購買の要求事項は「4.1 一般要求事項」と「7.4 購買」との2つあることになるね。
 日本では、伝統的にアウトソースは「工数購買」、「7.4 購買」のほうは「材料購買」と言っているね。
   両方とも「7.4 購買」にまとめている企業が多いね。
   そのせいか、2000年版の改訂の時に「4.1 一般要求事項」の注記3のc)に「7.4 購買」との関係が追加になったね。

 






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Last updated  2011.05.23 06:44:09
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