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Ryu-chan6708

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2017.12.16
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12月の日銀短観では、企業の景況感の改善が続いていて、大企業・製造業の業況判断指数が5四半期(1年3カ月)連続で改善し、11年ぶりの高水準となった。

 
 海外経済が好調自動車やIT関連産業の生産、輸出が増え、景気を引っ張るが、非製造業では人手不足が深刻さを増しており、先行きに不安が残るという。

 

 そこで、人手不足を現実に補っている外国人の技能実習が問題になるが、今日の「けいざい+」欄では、昨日の「外国人技能実習の幻想、零細企業中心、賃金未払いも」に続き、連載で技能実習を取り上げている。

 

A製造業ではあるが佐賀県江北町にある靴下製造「イイダ靴下」(本社・奈良県)の工場では、30人のベトナム人の技能実習生が働いている。

 約100人の日本人従業員の平均年齢は60歳近く「生産性」は若く手先が器用なベトナム人が高く彼女たちがメイド・イン・ジャパンをつくり、日本人の雇用を支えているという。

 若い日本人が来てくれなかったという。

 

「力仕事」の現場でも実習生の存在は大きく埼玉県上尾市の左官業、日下工業の日本人従業員は25人だが、半分以上が60歳以上で、最高齢は75歳


日本人は雇っても雇っても辞めていき、肉体的にきつい左官を選ばないという。


約10年前から技能実習生を受け入れいまはフィリピン人とベトナム人の3人が働く。

最低賃金でも真面目に働いてくれ、残業もいとわず、実習生なしには仕事が回らないという。

 

A加速する人口減を背景に人手不足がますます深刻になっていて、海外展開が難しい中小企業やサービス産業にとって技能実習生はいまや大黒柱

 

 問題は、最長でも5年という期間限定の「一時しのぎ」に頼り続けることができるか、だ。

 

昨日のブログでもふれたが、ほとんどの実習生は、多くのお金を稼ごうと日本に来ている。

 しかし、ベトナム、ネパール、フィリピン、中国などの国内賃金は上昇している。

 

  中国人の実習生の新規入国者数は13年に前年を大きく下回り、16年は約3万3千人と前年より約5500人減っている。

 
 第一生命経済研究所の星野氏は「門戸を開けば外国人に来てもらえる状況が続くとは限らない」と警告する。

 

気の陰りを実感している一人が日下工業の桑田専務で、「うちに来る実習生も第1希望は別の国だったケースが多い。働く場所を選べるとか、制度を改善しないと、いずれ日本に来なくなる」と心配する。

 

A外国人受け入れ問題に詳しい日本国際交流センターの毛受氏は「このままでは日本のもの作り技術の継承者がいなくなる。企業も、優秀な実習生が後を継いでくれるなら一生懸命に教育する」と強調し、「日本に必要なのは新たな消費者であり、税金や年金をしっかり納めてくれる人だ」として、有能な実習生には日本定住を認める制度への改変を提唱する。

 

イイダ靴下で実習生として働き、帰国した女性は111人だが、縫製に携わっているのはたった4人で、最多は給料が高い日本語教師の約20人

 イイダ靴下の飯田会長は「彼女たちが幸せならそれで良いではないか」と納得しているが、「実習生は脂がのりきったところでサヨナラ。10年とか働いてもらえると大変な戦力になる」という。

 この特集記事を書いた記者たちは「『技能移転による国際貢献』という幻想真正面から向き合うべきときだとの思いを強めている」としている。

 

それは、「移民」問題に、真正面から向き合わうことでもあるね。






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Last updated  2017.12.16 16:24:55
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