矢口竜二のブログ

昨日は私の馬鹿な所を書いたが、私の楽天家ぶりを書いたのであり
昨日は東日本大震災から７年目であるが、その三年前に私がママチャリで
東京から三陸海岸を通り、青森から南下して山口の下関まで行った。

それもスーパーで９８００円のチャリであり、今考えると無謀な
旅行であったと思うが、それで多くの人との触れ合いもあり
優しさも受けた事を思い出す。

それから震災で南三陸に行き、今でもその方達と付き合いがあるし
仮設で良くして貰った寝たきりの方が亡くなったので、昨年も
お線香を揚げに行って、他の方とも会って来たが、あれから７年が
経つが本来の復興は難しい様に感じる私である。

前にブログに書いたが、チャリ旅行の時に湧水を飲もうと思って
農家の方に「飲んでもいいですか？」と言ったら、「それは飲めないよ」と
言われて、オロナミンとお茶も下さったのが、浪江町の方で
その時に人の優しさを感じた。

また、三陸海岸は峠が多くて、３時間チャリを押して歩き
頂上で豪雨に合ってびしょ濡れなりながら、チャリ旅行をした事を
思い出す。

東京から走り出して、チャリを押して歩く時には、
幾度も自宅に帰る事を考えていたが、やり出した事で進んで行き出したら、
戻るにも半端な距離で無い所まで来ていたし、多くの峠をチャリを
押して歩いた時にも思ったのであるが、昔の人は歩いて旅をしたのであり
私はチャリがあるだけマシだと思いながらチャリを押していた。

また、多くの峠越えを行うと、登りは歩きで辛いけど
下りはチャリで一気に楽が出来るから、我慢して登ろうと思いながら
旅をした事を思い出す。

それで青森から日本海沿いに南下して山口県まで行ったのであるが
資金が尽きて九州には行けなかった。

こんな私であるから、最初は苦労したら楽もあると思って行動するし
最初に大きな苦労をすれば、後の苦労は小さく感じると思って居る。

そんな性格なので、今回もやり出したら遣るし、そうでなければ
考えもしないし、遣るか遣らないかの、どちらかの考えしか
持たないのが私である。

被災地には最初は石巻であったが、南三陸の被害の凄さを見て
それから６年以上の付き合いになって居た。
今回亡くなった方とは、仮設で寝たきりで天気が良い日には
車椅子で私と散歩して居た方で、その方のお子さんから
私を亡くなった方が友達と思って居たと言われた事は、
６年以上の付き合いで嬉しく感じた事である。

前にもブログに書いたが、又、散歩しようねと私が行く日を決めて
連絡していたのであるが、前日にトイレで転んで骨折してしまい、
病院にお見舞いに行ったら「ごめんね」と言われた事を思い出す。

南三陸も後半は個人的に行く事が殆どであり、本当に色々な人との
出会いがあった。
また、私は仮設の集会所にしか寝泊まりしなかったので布団で
寝た記憶が無い。

でも、仮設も無くなり私の行く回数も年々少なくなったが
今回の方も、頑張り屋のお父さんだったので、その人に負けないで
私も頑張るつもりである。