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2009.06.26
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カテゴリ:アメコミ
ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

2009年1月公開
監督:ギレルモ・デル・トロ
制作費:7200万ドル


 2004年公開のアメコミ実写映画、『ヘルボーイ』の続編となるSF・アクション映画。
 監督は、前作から引き続きギレルモ・デル・トロ。
 主演のロン・パールマン、セルマ・ブレア他、主要キャストもほぼ続投。


[簡単なあらすじ]
 太古の世界、人間と妖精や魔物といった神話生物のあいだに激しい争いが起こった。
 心に穴を持つために欲を抑えきれない人間たちの、はてしない侵略行為に絶望した妖精王バロルは、ゴブリンの鍛冶師に、決して倒れることのない軍隊、ゴールデン・アーミーを造らせる。
 しかし、人間を駆逐する、そのあまりのパワーに心を痛めたバロル王は、休戦を宣言。
 ゴールデン・アーミーの指揮者の証である王冠をみっつに分け、ひとつは人間が、ふたつはエルフが所持し、人は町で、神話の生物は森で暮らすことを約束した。

 時は移り、現代。
 バロル王の息子ヌアダ王子は、自然すら破壊し続ける人間に業を煮やし、ゴールデン・アーミーの封印を解くべく人間界を襲う。
 超常現象捜査防衛局のエージェント・ヘルボーイ(ロン・パールマン)は、仲間のメンバーたちと共に、ヌアダ王子の目論見を阻止すべく立ち向かうのだが――



 第1作のジリジリとしたヒットを受けて製作された、「ヘルボーイ」シリーズ第2作です。
 今回は予算が若干アップしたため、登場するクリーチャーの種類も大幅にアップ。
 SF・アクション映画好きとして、前作『ヘルボーイ』同様、とても楽しむことができました!
 地味にこの「ヘルボーイ」シリーズはレベルが高く、今ではすっかり虜です。


 地球には、人間が知らぬところでトロールと呼ばれる「妖精」や「魔物」といった神話の生物が数多く棲息していた――

 というような設定は、『ハリー・ポッター』や『メン・イン・ブラック』のよう。
 また、ワイワイと繁盛をみせているトロールの市場の様子は『スター・ウォーズ』を彷彿とさせるなど、前作のアンダーグラウンドな雰囲気から、大衆向けのエンターテインメント作にシフトチェンジをはかったのかなといった印象。
 原作漫画や前作『ヘルボーイ』を観ていなくても楽しめるようにと、配慮されているように感じました。

 ただ、イメージが垢抜けたことで、前作のいい意味でのチープ感がなくなってしまったのが少々寂しいところ。
 もうひとりの主役とも言えた、FBI新人捜査官マイヤーズが南極に飛ばされてしまったため未登場なのも残念。
 彼のグダグダ具合が結構好きだったんですが(笑)


 とはいえ、ギレルモ監督のストーリーテリングの巧みさ、脚本のよさは変わらずで、今回も個性的な登場人物たちが、時には笑い、時には泣かせてくれました。


 今回も、やたらキャラの立っている超常現象調査防衛局の面々は健在。

角 削っても痛くないんですかねぇ

 ヘルボーイの自由気ままさは相変わらずで、度重なる脱走を続けているうちに、動画がYou Tubeにアップされたとか(笑)

 初々しかったリズとの関係も一気に進展。
 なんと、まさかのリズ妊娠。そりゃマイヤーズも用済みですね。
 って、悪魔と人間のあいだに子供できるの……!?


お似合い? のカップル

 水棲人エイブまで、エルフの王女ヌアラとのラブロマンスあり。
 普段理論的なヤツほど、ひとたび恋に落ちると盲目的になる、という典型です。


故岸田今日子さんに似てるかも

 ちょっと怖いヌアラ王女が、映画を観続けているうちに段々美しく思えてくるから不思議です。


エイブ 空気中でも平気なの?(笑)

 恋に悩むふたりの化け物たち。
 ふたりがラヴソングを口ずさむシーンは感動的ですらあります。
 リズの苛立ちがなかなか理解できないヘルボーイですが、ここで名言を披露。

 「女がなぜだか怒っている時に、その理由を聞いたりしたらもっと怒る」

 同じ男性として、うんうんと思わず納得。妙に女心に詳しいヘルボーイ。


怪しさ爆発 もはや人間じゃない(笑)

 ドイツからやってきた新任の指揮官、“金魚鉢”ことヨハン・クラウスも熱いです。
 しかもこの人、こう見えて? 意外と強い。


戦隊ものっぽい

 メンバーが増えて、ようやくまともに戦えるようになった超常現象捜査防衛局。
 なんせ前回は、ヘルボーイひとりだけでしたからね。


 対する今回の敵は、妖精王バロルの息子プリンス・ヌアダと、彼の率いる数々のクリーチャー。
 そして、タイトル・ロールでもある最強の軍団ゴールデン・アーミー。

ゴートゥーDMC!

 クラウザーさんに似ていると、一部で評判のヌアダ王子(笑)
 ちなみに、バロルやヌアダといった名称は、ケルト神話に登場する実在の神々の名でもあります。
 オカルト的だった「1」に比べて、「2」はファンタジー色強いです。

ト○ンスフォーマー?

 対ゴールデン・アーミー戦は、本作最大の見せ場。
 ガションガションとよく動く機械兵士軍団は、昔遊んだ玩具のようで楽しそうでした。



 アクションシーンや特殊効果が大幅にパワーアップしたため、一見メジャー大作のようになった『ゴールデン・アーミー』。
 でも、最後はやはり、ホロリとくるラブストーリーで締めるなど、ギレルモ監督の持つ独特の味わいは損なわれておらず、今作もとても楽しむことができました。
 「ヘルボーイ」らしいユーモアも健在です。
 元々の知名度が低いため、日本では注目されにくかった作品ですが、一度観れば病みつきになる魅力が。
 前作『ヘルボーイ』と合わせて、まだ未見の方は是非お試しを。



 **********


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ヘルボーイシリーズの記事はコチラ

「ヘルボーイ」


その他のギレルモ・デル・トロ監督作品の記事はコチラ

「パンズ・ラビリンス」


アメコミ原作映画の記事はコチラから

アメリカンコミック原作映画(リンクページ)





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最終更新日  2009.08.17 17:50:09
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