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湘南フレンチ奮闘記

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April 29, 2007
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カテゴリ:料理・食べ物
私の店では殆どが無農薬有機野菜で調理をする。
しかし、真夏など一時期どうしても切らしてしまう物がある。

例えば葉物野菜がそれに当たる。
そこで丹沢山や富士山の裾野で山菜や野草を採取して出来る限り、無農薬食材で調理するようにしている。

お料理をお出しする時に、料理と食材の説明をするのだが、この時様々な反応が返ってくる。

真夏だと「小田原のゴマサバで燻製を作りました、サラダは野草です!」
すると、「野草ですか?」と汚い物を見つけたような声を出す方がおられる。

ここで警戒心を出されては、これから続く料理も先入観から美味しく味わえなくなってしまう恐れがある。

そこですぐに補足をする。
「ハイ、これは丹沢山の山の中、しかも雑木林のコボレビの淡い日の中で育った山菜ですから、アクも少なく、美味しく召し上がれますのでどうぞお試しください!」と・・・

勿論、丁寧に掃除をした食材に、美味しく召し上がれるように調味したドレッシングが掛けてある。

本来ならば、岩塩とオリーブオイルだけで召し上がって頂きたいにだが、やはり野趣が強すぎると、受け付けない方が出てくる。

店としては安全パイ!を求める事も必要、調整をする事になる。

確かに野草というと、普段は召し上がるものではなく、警戒心を抱くのも理解が出来る。
これが雑草!と表現したらどうだろうか?
全く受け付けないだろう。
反面、山菜!と言えばこれは又貴重品扱いになり、高級感が出るだろうと思うと、呼び方や選び方のも一工夫が必要となるのかもしれない・・・・続く・・・

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Last updated  April 29, 2007 11:17:32 AM
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