1年ぶりの加害者との対面!?
昨日6月4日は紗愛理の命日でした。今年で4年目・・・私たちは午前中に事故現場へお花を供えに行きました。すると加害者の運送会社の花はありませんでした。加害者は午後我が家へ来ると言っていたので多分その時に花を持ってくるんだと思いますが。運送会社はもう4年経ったので、これからは知らん顔をするつもりなんだと思いました。所詮自分たちの会社の体裁のためのパフォーマンスに過ぎないから。そんな無責任な会社だということはよく分かっていますからただ呆れるだけです。それよりもカルピスが供えてあって、どなたがお供えいただいたかわかりませんが本当にありがとうございました。そのお気持ちがとってもありがたいです。(昨日さえりんの4年目の命日に現場へお花を供えに💐) 実は昨日は朝起きた時の体調はそれほど悪くはありませんでした。それでも心はずしっと重たく憂鬱な気分でした。それは午後1時に加害者が我が家へ線香をあげに来るからです。さえパパも昨日から憂鬱で体調も良くないようでした。だけど電話で訪問を承知したからには嫌でも投げ出すわけにもいかず受け入れるしかありません。私はもしさえパパがダメでも一人で対応する覚悟を決めていました。それが心無い加害者に、娘の命を奪った罪を忘れさせないせめてもの方法なのだから!! 午後1時になる5分前に家のチャイムがなり加害者が旦那は2人で喪服を着ていました。私は黙って門を開けて家に上げました。加害者と旦那はまずお線香をあげて、持ってきた花を差し出しましたが、私は受け取らず「紗愛理の為にたくさんお花を送っていただいたので家には飾る場所もありません。それは現場へ供えて下さい」と言うと、加害者は「わかりました」と花を横へ置き床に座りました。すると加害者は突然涙目になってこう言いました。「紗愛理さんを死なせてしまって本当に申し訳ありませんでした。交通事故のニュースや紗愛理さんと同じ年頃の娘さんを見るたびに、本当に紗愛理さんのことを思って胸が締め付けられます。今まで一度も紗愛理さんの事を忘れた日なんてありません。紗愛理さんにも坂田さんご家族にもずっと申し訳ない気持ちいっぱいで、これからも一生償います」と言いました。私はそんな加害者を真っ直ぐに見ながらとっても冷静に観察しました。さえパパは黙ってソファに座って聞いていました。私は加害者に言いました。「私たちは何年経っても紗愛理が殺された事実は忘れることは出来ません。そして一生あなたのことを恨み続けるでしょう。紗愛理はもうすぐ25歳になります。同級生には可愛らしい赤ちゃんがいる子もいて、紗愛理も生きていたらいつかはこういう可愛い孫も生まれたかもと思わない日はありません。だから私は母親としてあなたを許すことは出来ません!!」ときっぱり本心を言いました。加害者を目の前にして出てきたこの想いが私の本心です!!やっぱり私には綺麗ごとではない恨みの心を消すことなんてできません。でもハッキリ言えたことで自分の中でこれで良いんだと覚悟ができました。私は良い人になんて到底なれないんだとそれでたとえ地獄に落ちようとも仕方がないこれが本心なのです。加害者は「それはわかっています。ただ一つだけお願いがあります。旦那の親の体調が悪くて三重県の実家へ帰らなければいけないかもしれません。その時は月命日にお花を供えることが出来ないかもしれないので許して下さい」と言います。私はやっぱり加害者も本性を出してきた!!と呆れました。さっき泣いて謝罪したのに「一生償います」と言った舌の根も乾かないうちにこれです。加害者は何とか理由を付けて現場へ花を供えるのをやめようとしているのです!!!私は冷静な口調で言いました。「三重県なら隣の県なので月に1度くらい事故現場へ来ることは出来ますよね。私も実家の母が心臓の手術をして家で闘病生活をしているので忙しいのは同じです。運送会社はもう花を供える気はなさそうですがあなたは紗愛理に一生償うつもりがあるのなら花を供えるのは当然ですよね!!」と。すると加害者から意外な言葉が。「運送会社は昨年8月に自己都合で退社しました。今新しい仕事を探しています。車の免許は約束したのでとっていません」と。それで運送会社が現場への献花を辞めた理由がわかりました。もう会社は関係ないとでも思っているんでしょうね!!これは会社としての誠意の問題なのです。本当に無責任で残念な会社だと烙印を押すしかありません。それはともかく加害者には裁判で誓った約束は守らせなければいけません。理由を付けてやめるのは卑怯です!!さえパパが「俺たちは365日毎日辛い想いをしているんだから、せめて1ヵ月に1回くらいは現場に花を手向けてもいいんじゃないか!!」と言いました。すると加害者は「わかりました」とそれ以上食い下がることはありませんでした。そして「また来年もこの日はお線香をあげさせてください」と言いました。私は毅然とした態度で「わかりました。1年間あなたにせめてもの紗愛理への償いの気持ちが本当にあるのなら、来年も来ていいです」と言いました。我が家で焼香と会話をして約15分で加害者と旦那は帰って行きました。今回は驚くほど冷静に加害者と対面が出来たことに自分でもびっくりでした。そして加害者の涙にも惑わされず、冷静に自分の気持ちがはっきりと言えたこと。加害者のズルさもあわよくば逃げようとする卑怯なところもちゃんと見抜いて「それはおかしい」ときっぱりと指摘できたことも良かったと思います。そして何よりもさえパパも怒りを抑えて、加害者と感情論で喧嘩にならなくてホッとしました。加害者がまた1年間サボらずちゃんと月命日には現場へ花を供えるのか、来年も祥月命日には約束通り焼香に来るのかどうかは、私にはわかりません。それは相手の領分です。来なかったらその時どうするかはまた考えます。運送会社と一緒でその程度の償いだったんだと落胆せざるおえませんし、所詮その程度の人間だったんだと軽蔑するだけです。それでも昨日の涙がほんの少しでも嘘ではないのなら約束は守るはずです。あとは加害者の人間性と信用の問題です。(さえりんの命日にたくさんのお花を送って下さって心より感謝いたします) 昨日は春日井支部のOさんもさえりんにお花を送って下さいました!!いつもお気遣いありがとうございます!!みなさんのお優しいお気持ちのお蔭様でさえりんの周りはまるで可愛らしいお花畑のようになりました💐そしてくらさんちーさんやさえパパのお友達からも材料のご支援やお優しいお言葉をLINEでいただいて本当にありがとうございました!!思えばみんな殆どの方はさえりん亡きあと知り合った方々ばかりなのです。そして「亡くなった後でも私たちの心の中にさえりんがいてくれるのはさえパパとママのお蔭だよ。ありがとう」と言葉をもらったとき私は涙が出そうになりました。実は最近特に感じていたことは、私たちがどんなに交通事故の啓発活動をボランティアでやっても交通事故は一向に減らないし(当然ですが💦)今更何をしたってさえりんは二度と帰ってこないし、少し馬鹿らしく全部が無駄な事だったように思えて虚しい気持ちになっていたのです。ところがそうではなかったのです。一見馬鹿らしいと思える啓発活動もコツコツ続けていけば伝わる人の心には確実に伝っているのです!!一見無駄な事のように思えるブログや公式LINEやHPの発信もちゃんと届く人の心には届いているのです!!昨日はこうした皆様からのお気持ちが感じられ支えられている安心感と信頼感で勇気が湧いて加害者とも冷静に毅然とした態度で対応できたんだと思います!!皆様本当にありがとうございます!!これからも浮き沈みはありますが、少しずつ前に進んでいけるようにさえパパ共々頑張ります!!さえりんありがとうね!!(さえりん生後4カ月半)ご訪問いただきありがとうございます!!いつも温かいコメントありがとうございますさえママへのメールはこちらからにほんブログ村、応援おねがいします!!この「さえりんの部屋」を一人でも多くの方に読んでいただき、交通死亡事故で悲しむ人がもう増えませんようにと心から願っています!!さえりんをクリックしてください!! にほんブログ村人気ブログランキングよろしければこちらも応援おねがいします。さえパパの「可愛いさえりん1分間動画💛」ぜひ見にきてね!!さえりん動画はこちらさえりんの部屋別館にじいろ会公式ホームページが完成しました!!よろしければ以下のリンクからご覧下さい。https://saerinsaeri.wixsite.com/aichinijiirokai