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相模湖の風

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2020.07.08
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カテゴリ:カテゴリ未分類

 昨日、隣町に住む友人が自分で作った梅ジュースを持ってきてくれた。昨年末の我が家でも餅つき以来だから半年ぶりの再会である。「元気にしてる?」、「何とか生きている」というのが最近はやっている挨拶ではあるが、劣化する気配のない元気さに安心する。近況報告をしあっているうちに終活の話になった。あわてんぼうの彼女は「え~、まだ就職するつもりなの?」と驚き、「そうじゃなくて私が死んだ時のことよ」、「あ~、そっちの終活ね」とまるで漫才のようなやり取りに笑ってしまった。
 葬儀が済んでから連絡する人の話になり、「考えてみたら女友達が誰もいなくてびっくりした。それって変じゃない」と言うと、すかさず「ちょっと待って!。私のことをなんだと思っているわけ?もう40年以上もお付き合いをしてるのよ。そもそもここに引っ越してきたのだって、私の住んでいる街を探していて条件のあう物件がなかったから一駅離れたこの家に決めたんでしょう。私は大事な友達だとずーっと思っているわよ」と一気にまくしたてられた。「私はべたべたした関係が嫌いだし、用もないのに人を訪ねていく性格ではないけど、あなたのことはいつも気にかけているし、あなたの娘や息子よりは距離的に近いところに住んでいるから、何かあったらいつでも来る覚悟はしてるわよ」と言われた。考えてみれば40年以上も前、知り合った頃は二人の子供が小学生だった。そんなに頻繁に会うこともなかったが、41年続いている我が家の餅つきには40回も参加してくれている。子供のことも小学生の頃から50歳を過ぎた今でも、年とともに付き合って仲良くしてくれている。
 思いがけない展開に「やったぁ~、女友達いたじゃない」と心の中で快哉を叫んだ。そして自分のうかつさと薄情さに気づいて恥ずかしかった。近来稀なるうれしい出来事だった。「時々はテレパシーを送ってるんだからね」と訳の分からないことを言いながら帰っていった。書き残しておく文書の事項に、彼女の名前を入れておかなくては…。
 






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Last updated  2020.07.08 12:07:05



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