今年も早や12月。 昨日から一気に気温が下がり、風の冷たさが身に沁みる。そういえば一昨日の朝、初霜で我が家の前の畑が白く光っていた。何があろうと季節は間違いなく移ろう。今年はコロナに明け暮れる一年になりそうである。去年の今頃は何の心配もなく、お正月の準備や旅行の相談に明け暮れていたんだなぁと感慨にふけってしまう。
大きな病気をした後や、命の危険にさらされるような事故に遭遇した後に、「ごくごく当たり前の暮らしこそが幸せだと思う」という話をよく聞く。毎日、びくびく暮らしているわけではないが、この長きに渡る自粛生活はじわじわと体と心を蝕んでくるような気がする。特に最近は、高齢者を守るという大義名分のもと、却って差別されているような気がするのは私だけだろうか。いずれにしても高齢者にとって、ことさら生きにくい昨今である。知人と電話で話をしていても「持病のある高齢者ですから移動自粛中です」という自虐的なワードがすぐに出てくる。この前は、たかだか3歳年下の友人に「私はいいけど(69歳)、あなたは高齢者(72歳)だから」と言われて笑えなかった。
救世主はワクチンしかないのだろうか。
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Last updated
2020.12.02 17:31:38