今年もそろそろ年賀状を書き始めなきゃと思う時期になってきた。先の見えないコロナ禍のこんなに暗いご時世に「おめでとうございます」というのもなんだかなぁという気分ではあるが、ぱったりと止めてしまう訳にもいかず、微妙な気分である。同級生の喪中はがきも届き、いよいよ憂鬱な気分が募ってくる。
近年は少しでも年賀状を減らそうと試みて、できるだけ数を絞ってはいるものの、いただいた年賀状に返信をしているうちに結局は100通近くになってしまう。高齢者の移動自粛の折から、いつも購入する鳩居堂の年賀状を買いにも行けずに困っていたら、娘がデパートで買ってきてくれた。郵便局で神奈川県版の年賀はがき30枚と、鳩居堂のハガキに貼る年賀切手20枚を用意したが、果たしてこれで収まるかどうかはわからない。今年は年賀状を書く人も少なくなるかもしれないと思う一方、外出もできず、人に会うこともないので却って増えるかもしれないとも思う。まだまだワクチン接種まで目途がつかないいま、今年はどんな年末年始の風景が現れてくるだろう。
大震災や台風の被害のあった地域でも、年が改まった時に「新年あけましておめでとうございます」という挨拶をすることで、気持ちを新たに切り替えることができたが、今回ばかりは難しいような気がする。鬱陶しく窮屈な日々が続いているが、腐らずへこたれず、できるだけ機嫌よく過ごしていきたいと自己暗示をかけながら暮らしている今日この頃である。
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Last updated
2020.12.09 14:46:05