みかんの木を育てる-四季の変化

2009/01/25(日)09:34

ミカンの木の剪定を始める-幼木の誘引から

みかん栽培(1352)

1月24日、みかんの木の剪定作業を始めました。 天候は晴れ、雲が接近中でのち曇り。 途中の小田原から見た富士山です。                                     (1月24日) ミカンの剪定作業、最初は幼木の誘引からです。 幼木の大体は、放っておくと箒を逆さにしたように上に向かって密集してしまいます。           (1月10日誘引前のはるみ) ハサミを入れて形を整える仕方もあるでしょうが、 私の場合は、幼木は誘引が中心です。 ひもで枝を引っ張ることで枝を広げて形を整えます。                              (1月24日誘引後のはるみ) 主枝とおぼしい枝を3方に開帳させました。 この後で、内向きの枝を2,3払いました。密集を避けるためです。 なるべく木を傷つけずに、これではるみの剪定作業は完了です。同様に、スダチとユズも誘引中心に樹形を矯正するようにしました。 こちらは手を入れるのを妨げるかのようにトゲがあるから注意しながらの作業でした。                            (1月24日誘引したスダチ) スダチの木に黄色い葉が目立つと思います。 今期はスダチは表年で、9月、10月にこの小さな木から250個も果実を収穫できました。 葉の養分が果実によって吸い取られてしまった後です。 しかし、緑の枝もその中の所々に交じっています。 これが今年5月に花をつけ、9月の果実を準備している結果母枝です。 おそらく(あくまで勘ですが)、180個位は果実をつけてくれるのではないでしょうか。次はユズです。 ユズは完全な逆さ箒の形でした。 見た事はありませんが、『源氏物語』の箒木とはこうした形を大きくしたものでしょうか。                 (1月24日ユズの誘引) やはりトゲに刺されて痛い思いをしながらも、何とかユズも開帳させました。 ユズは密集していると自分のトゲで、自身の果実を傷めてしまいます。 収穫する人もトゲに刺されて痛い思いをさせられます。 加害者から身を守るかのように、トゲでガードしています。 樹勢が落ち着いていないためでもありますが。 幼木も枝が太くなってしまうと、枝を引き曲げることが難しくなってしまいます。 だから誘引は、苗木を植えてから、比較的初期に主枝をつくる方法なのでしょう。 無理にハサミを入れて傷つけることは、何とか避けたいものですから。

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