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みかんの木を育てる-四季の変化

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2013年03月14日
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カテゴリ:みかん栽培

みかんの木の中に巣をつくるアリがいます

この2月-3月は、みかんの剪定の時期です。
前回、その様子を紹介しました。

写真: 023

みかんの木を適切に保つために、余分な枝を切り落としていくわけですが。

その作業をしていて、枝の中に巣をつくっているアリを見つけました。
それも、いくつもの多数の箇所でみつけました。

写真: 021

木の芯に巣をつくっています。
ボロボロにされている部分をナイフで掘ってみると、
中から多数のアリが出てきます。
大きめの女王アリもいました。

次も別な木で見つけたものですが、
かなり深い所まで、ボロボロにされているのが分かりました。

写真: 018

これは、以前にカミキリムシの幼虫対策をした箇所ですが、
樹皮の部分は癒合剤を塗布してありましたが、切断面はとくに対処してませんでした。

アリは切断面の乾いてボロボロになった箇所から下に巣穴をつくっているわけです。
外から見るとアリの姿はまったく見かけません。
ボロボロの断面の下にいるわけです。

木を切った後には、「断面の処理が大事だ」と聞いていましたが、
それは、切断面は菌が入ったためでしょうか、ボロボロになっていました。
しかし、それだけではなく、このアリ対策の点でもあったんですね。
土の中ではなく、木の中に巣をつくる種類のアリがいるわけです。

木の切断面が乾燥してやわらかくなると、かなりの場合で、アリのすみ家となります。
断面がボロボロになるからアリが巣をつくるのか。
アリが巣をつくるから木がボロボロになるのか。
その両方が重なりあってるようで、みかんの枝がボロボロにされています。

そういえば、以前に梅の木の太い部分を切った時に、
その梅の木でも同じ状態をきたしていました。
かなり太い基幹的な枝でしたが、ボロボロにされてしまいました。

ですから、剪定で枝を切ったときには、
とくに1センチ以上の断面が出来たときには、
必ず癒合剤を塗って、木を守るようにしなければならない。
それをしていないと、
ほとんどの場合、アリが断面の下に巣をつくってしまうということです。

写真: 020

ボロボロの切断面を見つけた時は、
ボロボロの部分をナイフで取って、下のアリの巣を除去する。
その後で、全体を癒合剤を塗るようにしています。
これで対処は完璧です。

従って、この剪定の時期には、とくにナイフと癒合剤は欠かせません。
当方はノコギリ・剪定バサミとともに、
癒合剤を必ず一緒に持ち歩く様にしています。

写真: 002

枝の切った個所を、あとでまとめて癒合剤を塗ろうなんて思っていると、
多数の箇所を切っていますから、どこの枝を切ったのか、
ついついその場所を忘れてしまい、塗り残しをきたしますから。
切ったら直ぐに対処できるように、一緒に持ち歩くようにしています。

写真: 024

このアリは、カミキリムシの幼虫の近くでも見かけることがあります。
共存しているかもしれません。
しかも、もっと高い確率で、切断した個所の下に巣をつくるようになります。
木をボロボロにする点では、両方の虫は共通です。

したがって、剪定したあとには、必ず切断面を癒合剤を塗ることが大切です。
この剪定作業は、カミキリムシの幼虫対策と、アリの巣対策でもあります。

 






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Last updated  2013年03月14日 09時45分49秒
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