ミツバチが逃去したときの様子です
ミツバチの逃去の事態に気付いたのは、7月12日採蜜を終えようとしたときでした。
巣箱のある方向から「ブンブン」と大きな羽音がしてくるので気がつきました。
近くの柿木に移ろうとしていました。
柿の木の枝に塊りだしていました。
普段の巣箱の入口ですが。6,7匹の守衛係がいるくらいでしたが。
それが、まったく様子が違っていました。
巣箱の中から流れ出てきていました。
もう、こうなると、どうしようもありません。
ミツバチを ただ見守るだけでした。
音のするあたりを見たところ、柿の木の枝に集まりだしていました。
数分すると蜂は落ち着いてきて静かになりました。
この時点では、「分蜂だ」と誤解していたため、
手網ですくい取って、待ち箱に移そうとしたんですが。
それが「逃去」だとわかって、待ち箱からまた元の巣箱へ戻したんです。
ドタバタでしたが、 その日はそこまででした。
翌・7月13日は、その後を見ようと出かけました。
案の定、大方はいなくなっていました。
もちろん柿の木にはまったいません。巣箱の中もひっそりです。
蜂蜜が入口から流れ出していました。
巣箱の中には、少数の蜂がいました。
床は蜜が滴れ落ちてベチャベチャで、ミツバチが何匹か溺れていました。
また、たくさんのスムシが転がっていました。
こうしたことは、昨年に次いで二度目です。
再びの悪夢で、ガックリでした。
ミツバチたちは大自然に帰っちゃったんですね。
広い自然に比べたら、この巣箱に戻って来ることはないでしょう。
仕方なし。ただ巣箱の床を掃除しただけで引き上げてきました。
そして、今回の7月16日、三日後でしたが。
絶望していたのですが、
ところが、わずかな光を感じることがありました。
門前に1,2匹なんですが、いました。
押し寄せてくるアリたちと喧嘩をしている蜂がいました。
ミツバチは、巣箱の中は何分の一かに減っていますが、
混乱した巣の様子には変わりがないのですが、
それでも、無茶苦茶に荒されてはおらず、投げやりの状態ではなかったんですね。
スムシ、セイヨウミツバチ、アリたちに荒らされているのを想像していたのですが。
そして、残務整理係を残して、完全に逃去したと思っていたんですが。
必ずしも、そうではなかったんですね。
なんとか必死になって、荒れた巣を守り、維持しようとするミツバチがいるのがわかりました。
ただし、嬢王蜂がいるかどうかは分かりません。確かめれないんですね。
とにかく、少数でも巣を維持しようとするミツバチがいるのに、一条の光です。
まだ、これからどうなるかわかりません。後始末かもしれません。
しかし、ゼロではない。
いま、小さな可能性ですが、そこに大きな期待を感じているところです。