有田芳生著『誰も書かなかった統一教会』
東京24区衆議院議員の有田芳生氏が、こんな本を出していました。
『誰も書かなかった統一教会』(集英社新書 2024年5月22日刊行 960円)

今、都議選・参議院選挙で、裏金政治=金権政治が問題となっています。
裏金というのは民主主義制度を投げ捨てて、資金作りをしていたとの実態ですが、
これは、スポンサーの求める政治しか、本当のところでは、活動していただけで、
『お米なんて買ったことがない、もらったものが売るほどある』が素顔であり、
国民の切実な要求なんて、本当のところ、いささかも眼中になしなんですね。
これが構造的な体質で、反省できない。
これは相当に重症な病気ですね。
自民党政治の『闇の政治』部分です。
しかし、自民党政治の暗闇というのは、これだけじゃないんですね。
有田芳生氏は衆議院東京24区で、先の総選挙で比例で当選しました。
市民と政策協定を結んでの、市民共同の議員なんです。
私などは、この総選挙ではじめて、有田芳生氏という人を知ったんですが。
この本を読んで、さして縁もなかった有田氏が八王子から立候補したのか?
わからなかったんですが。
この本を読んでわかりました。
八王子というのは、これまで衆議院では萩生田議員が、その地元として大手を振っていたんです。
安倍首相がなぜ撃たれたのか?
国の裏金政治がどうして都政にも広がったのか?
この有田氏の本ですが、
自民党政治のこの暗闇にたいして、正面から挑戦していることを知りました。
勇気がもとめられる仕事です。
このことというのは、
日本の民主主義の問題であり、どの様にしたら政治の暗闇を正せるのか、の問題です。
それが、今、国民と八王子市民にとって、自らに課せられている大問題でもあるんですね。
それをこの本は提起しているということです。
ぜひ、一読されることをお勧めします。