箱根・大平台へ湯治に行ってきました
9月21日(敬老の日)、連休の一日を、箱根・大平台の姫之湯に湯治に行ってきました。
当方の湯治は、一日を過ごせる時は、だいたい大平台の姫之湯です。
箱根に足が向くのは、何よりもまずこの自然です。
そして、もちろん温泉です。
今日は、神奈川県の寒川から来ていた75歳の方と一緒になりました。
自動車で来ていて、ゴールド免許だそうです。14万キロを走っているそうです。
週に一度は、ここに来ているとのことでした。
今日も2階に陣取ったんですが。
さすがに連休で、2階の休憩室もご覧のとおりでした。
午前⒑時半についたんですが。
後から来る人のために席を詰めるようにしたのですが、
その後に来る人は無く、この一角だけがたて混んでしまいました。
温泉と昼寝と読書、それだけでは体もなまりますから、
今回は、姫之湯の周辺を散歩してみました。
少し坂道を登ると踏切にでます。
下から強羅方面をめざした登って来る電車が来ました。
今日は、さすがに連休です。
箱根登山電車は、午前の上りも午後の下りの電車も、
車内はいつもの賑わいを取り戻していました。
次の一枚は、帰りの登山電車の車内です。
いつもなら、こうした混雑は閉口するんですが、
今回は、なんとなくホッとしてくる混雑風景でした。
この姫之湯周辺を散歩していた途中でしたが、
草刈りと畑の手入れをする夫婦をみかけました。
みかん園のある真鶴も、耕地といえば猫の額も無いんですが、
大平台の山間は、それ以上に畑らしい畑というものがありません。
しかし、それでも人々は、ここで昔から暮らしを立ててきているですね。
その様子を見て、なぜか内山愚童のことを思い出しました。
http://plaza.rakuten.co.jp/sagamimikan/diary/201303250000/
こうしたところでも、明治の末の時点には、ここでも寺子屋がひらかれて、
地域の若者たちの青年団活動が、新時代をひらこうと文化活動が展開されていたんですね。
当時の交通事情からしたら、こんな山間部のことですから、考えられないことですが。
若き僧侶が、そのために、都市とむすんで東奔西走していたんですね。
また、この散歩の途中で、一歩先を行く猫にあいました。
「なんだ、お前は。おれになにか用でもあるのか」と、
ふりかえった時の瞬間です。
この山間部ですが、観光をつうじて、自然と社会の動きにつながっています。
「大涌谷とは、源泉が違うから、ここはまったく大丈夫。影響なし。
ただ、客足は減っているけど」と、
姫之湯の源泉を管理していた方の一言です。